みなさんは「関係代名詞の継続用法(非制限用法)」って覚えていますか?そんな硬い呼び方で言われてもピンと来ないかもしれませんが、whichやwhoの前にコンマがついている、あれです。
He has three daughters who have fair hair.
「彼には3人の金髪の娘がいる(他に金髪でない娘もいるかもしれない)。」
He has three daughters, who have fair hair.
「彼には3人の娘がいて、(彼らは皆)金髪である。」
(↑「チャート式・基礎からの新総合英語」より)
関係代名詞にコンマを付けることによって、先行詞に追加情報を与えている感じですね。
直前の文全体に対して追加説明を与えるパターンもあります。
He said he was sick, which was a lie.
「彼は病気だといったが、そのことは嘘だった。」
特にこっちのパターンは大学入試の長文にもときどき出てきていたので、高校では「”コンマ+which”が出てきたら”それはね、”に置き換えて。」という教え方をしていました。
そういうことで、”コンマ+which”を使った表現自体は知っていたのですが、日本を出るまでこの表現を会話で使ったことがなかったんです。実際、「チャート式・基礎からの新総合英語」にも「継続用法は文語的で、会話では避けられる」と書いてあります。
ところがどっこい、こっちに来てから、めっちゃ聞きます。
例えば大学の授業中、先生が指示を出す場面で
If you want to discuss in group, you can go to the cafeteria, which is already closed.
「グループで話し合いたいならカフェテリアに行ってもいいよ!まぁ、もう閉まってるけどね!」
とか、友達同士で他のクラスメイトについて話しているとき
She is weird and crazy, which I really like.
「あの子、めっちゃ変!まぁ、そこが好きなんだけどね!」
とか言ったりしています。
使い方としては日本語の「まぁ、~なんだけどね!」が近いかなと思います。
この表現を使えば、ひととおり文が完結してからでも言いたいことを追加できるし、便利ですよね!私もちょこちょこ使ってます。(本当に使い方が合ってるのかどうかはわかりませんが。)
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