波乱の成績発表

今日、第1ブロックの成績が発表されました。

※オランダの大学では、9月から1月が”Term1″、2月から6月が”Term2″となっており、各Termが前半と後半に分けられてBlock1, Block2と呼ばれています。ひとつのブロック(=2か月間)ごとに授業が完結し、テストまたはレポートの提出があり、それをもとに成績が付けられます。

今日は第1ブロックに受けた“Second Language in the Classroom”の成績が発表されました。成績の内訳は・・・

①ペーパーテスト50%

→授業で扱った約20の英語論文のなかから、専門用語の定義などに関する記述問題が20問くらい出題された。

例えば、「Behaviorismは言語習得をどのように捉えているか?」とか、「Corrective feedbackの方法を3つ挙げなさい。そして、生徒が”I go to Paris yesterday.”という英文を書いたとして、それぞれの方法に沿って訂正しなさい」みたいな問題。

②レポート50%

→第二言語習得や外国語教育に関するテーマを自分で決めて2000 words程度で論じる。

以上のふたつがそれぞれ10点満点で評価されて、ふたつの平均が5.5点以上で合格です。

ウェブサイト上に成績が開示された直後から、whatsapp(こっちのLINEみたいなの)がざわざわ。②のレポートが波乱を巻き起こしていました。

クラスメイト数人が、レポートの点数があまりに低いせいでfail(不合格)になっていたんです。提出期限もテーマも語数も指示通りに取り組んだにも関わらず、です。内容に関しても、普段の彼女らの姿から考えていい加減なものを書いたとは思えません。

早速先生の研究室を訪ねて聞いてみると、返ってきた答えは

Plagiarism.

つまり、他の論文を、きちんと参照元を示さずに引用(コピー)していたってことです。

もちろん、そんなこと、ワザとするわけありません。

クオテーションマーク( ” ” ←これ) が抜けてるところが3箇所あったからね」と先生。

これがないと、正式な「引用」ではなくて「コピー・盗用」ととられてしまうのです。

そんな、、、そのマークがたった3箇所抜けただけで、、、

「気の毒だけど、そういうシステムになってるから、私にはどうすることもできないの。」と先生。

「じゃあ、そのことを除いたら、レポート全体としてはどうでしたか?内容も良くなかったのですか?」

「気の毒だけど、plagiarismチェックに通ったものだけ中身を評価するから、あなたのは読んでないの」

そんな、、、、、

号泣する友人と、背中をすりすりしかできない私。

今日の時点で不合格だった人には、もう一度テストを受けるかレポートを書き直すかの選択肢が与えられていて、とりあえずそれできちんと点数が取れれば合格になるようです。これはretakeと呼ばれていて、追試みたいな意味合いですね。

私はというと、ありがたいことに、テストが10点中6.8点、レポートは10点中9点をもらうことができました。

ただ、plagiarismについては正直、全然意識していなかったので、ひとつ間違えれば私も不合格になっていたかと思うと恐ろしいです。大学院業界では当然の常識なのかもしれないけど、私にとっては衝撃の出来事でした。

というわけで、今日は波乱の1日となりました。今日の出来事を通して思ったことはふたつ。

まずは、何事も、与えられた「形」「条件」を守ることが大切だということ。内容はその次。IELTSなどの資格試験、入試の小論文、等々。与えられた条件をきっちり守ったうえで、与えられた課題に的確に答えることが大事。

もうひとつは、私は今まで成績をつけられる側の気持ちをあんまりわかっていなかったなぁということです。今日、成績を見るとき、この歳(over 30)でも、すごーくドキドキして、あぁ、成績をつけられるということはこんなにナーバスになることなんだなぁ、と思いました。大人でもこうなるんだから、小中学生や高校生にとってはめちゃめちゃ大きいことだよな、と。だから、もしまた教壇に立つことがあるなら、この気持ちを忘れちゃいけないなと感じました。

そういうわけで、今日もまたひとつ学びがありました。ひとまずブロック2の授業もしっかり合格できるように頑張っていきたいと思います!

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