私は、病気に対する恐怖心が人一倍強いです。特に女性特有の病気が心配で、働き始めてからは定期的に子宮ガン検診とか乳がん検診とかを受けてきました。幸い、これまでに何かが見つかったとかいうことはありません。
約1年前の話ですが、女性向けドックを受けました。自分にとっては珍しい経験だったので当時の記録を残していたため、ここにも書いておこうと思います。ドック全体の価格は4万円。決して安くはない金額です。その検査の内容とは・・・?
まず、ドックを予約すると検便キットと子宮組織セルフ採取キットがおうちに送られてきます。
当日。受付で検便と子宮組織キット提出を済ませ、検査着に着替えます。ジャージ上下はもとより、靴下まで支給されたことに驚き!
検査1、採血。
あまり得意ではないがまぁ淡々と終わるのを待とう。。と、針を刺した看護師さんがなぜか困り顔。「今日は絶食で来ていただいたのよね?」「はい。」「もしかして水分も取ってない?」「はい(朝ギリギリまで寝てたので)。」なんと、体の水分量が足りないと、血が採れないらしい。反対の腕で試すも、「なかなか血が上がらないねー。」どんだけ乾いてるんや私の体!そこで、血流を促すため、針が刺さったまま手をグーパー。これはさすがに痛くて辛かった。みなさん、日頃から水分をきちんと取りましょう。
検査2、骨盤MRI。
大きな筒の中に入って体の輪切り写真を撮る、アレです。まず台の上に仰向けになり、技師さんから注意事項が言い渡される。「体が動いてしまうときれいな写真が撮れないので、おなかが大きく動く腹式呼吸ではなく、胸で呼吸してください。」腹式呼吸は学生時代に身につけたので、そうじゃないほうで息すればいいんやな。「大きな音がしますのでヘッドフォンつけますね、では、頑張ってください。」と、軽やかに送り出されていざ筒の中へ。
すると、体が緊張してしまって、自分が今、腹式呼吸をしてるのか胸式呼吸をしてるのかが全くわからない!ヘッドフォンから流れてくるオルゴール的なやさしい音とは裏腹に、軽くパニック状態。で、ますます呼吸が速くなる。ちゃんと写真は撮れたのだろうか。。。結局、不自然な呼吸のまま、体感にして約10分後に筒から出してもらえました。「大丈夫でしたか?」という技師さんの声掛けが嬉しかったです。大丈夫もなにも横たわってただけでしたが。
検査3、マンモグラフィー。
まずは胸を左右から挟まれます。胸をこんなに挟まれることは人生で他にないと思います。痛いです。次は上下でサンド。痛いです。ただ、撮影は一瞬で終わるので我慢はできます。なお、この後エコーでも胸の様子を見てもらえて、画像を見ながら結果をその場で教えてもらえます。私は異常なしでした。ホッ。
検査4、甲状腺エコー。
首元を見てもらえます。女性は甲状腺にガンができたりしやすいそうです。昔ホームステイをしていた先のお母さんも首元に手術の跡があったことを思い出しました。
検査5、骨密度測定。
かかとを機械に挟んで測定してもらうのですが、足を触った技師さんからひとこと。「足冷たいね。」病院のなかは暖房がガンガンに効いていたのに。。冷え性は深刻です。そして骨密度のほうは、理想値の7割ぐらいと言われました。7割ってけっこう悪い…?牛乳を飲むことと、運動が必要だそうです。
以上が大まかな検査内容です。
結果は2週間後くらいに送られてきて、特に異常はないということでした。MRIやエコーの写真も一緒にファイルしてあるので見ることができます。
このように自分の体を詳しく診てもらえることはあまりないので、貴重な経験でした。費用は決して安くはないけど、自分の体調と向き合う機会になるし、これで病気を早期発見できるなら良いことだし、異常なしならそれはそれで安心して生活できるし、私は受けて良かったと思いました。
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