【大学院留学準備】伝わりやすい志望理由書=読み手に優しい文章

出願
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皆さまこんにちは。いつも応援ありがとうございます。

秋〜冬は海外大学院への出願シーズンですよね。年明けが出願締め切りという学校も多いと思います。私自身も、オランダ留学に出発する前は年末年始のお休みを出願準備に費やしました。まさに今、出願書類を一生懸命作っている方もたくさんいらっしゃることでしょう。

出願書類の中でも大きなウェイトを占めるのが志望理由書(motivation letter, personal statement)です。たくさんある出願書類の中でも、自分の言葉でバックグラウンドやパーソナリティーをアピールできる数少ない書類ですよね。せっかく時間をかけて作るものですから、自分の思いがしっかり伝わるように書きたいというのは誰もが願っていることだと思います。そこで、今回は志望理由書を読み手に伝わりやすくするためのポイントをまとめてみます。

一文はなるべく短く(長くても30語!)

これは私自身のクセでもあるのですが、、、日本語を母語にしている人は英文を書くときに一文が長くなる傾向がある気がします。

例えば「○○や□□、そして△△を身に付けました。」のような感じで、”and”で繋いでたくさんの単語を入れ込んだり。

「○○して、さらに□□や△△もしましたが、××はできませんでした。」みたいに、全ての経過を一文に盛り込んだ結果、最後のピリオドにたどり着くまでが異様に長かったり。

志望理由書を読む相手はネイティブスピーカー(もしくはネイティブ同等)なんだから、多少複雑な英文でも読めるでしょ、と思いますか?、、、それは違います。日本語ネイティブの私たちが日本語の文章を読むときでも、あまりに一文が長いと何が言いたいのかわからなくなって読むのが辛くなってきませんか?しかも、志望理由書の読み手はひとりだけの書類を読むのではなく、膨大な量の書類に目を通さないといけない訳です。だから、文は簡潔で読みやすい方が良いに決まっています。

「短い文」とは、長くても一文につき30語以内です。志望理由書の原稿が出来たらもう一度見直しをして、もっと「読み手に優しい」文章にできるところはないかとチェックしてみてください。

例1「○○や□□、そして△△を身に付けました。」→思い切って「□□、そして△△」の部分は削り、そのぶん○○のことについて詳しく書いてみてはどうでしょう?

例2「○○して、さらに□□や△△もしましたが、××はできませんでした。」→区切れるところで区切ります。「○○と□□をした結果、こうなりました。しかし、××という課題が残りました。」

読み手に優しい文章にすることで、きっと志望理由書に込めた情熱がもっと伝わりやすくなるはずです!

A4で2ページ以内

語数の指定がなければ、志望理由書は最大でも2ページ以内におさめます。これも先ほどと同じ理由で、「読み手に優しく」するためです。長ーい文章よりコンパクトな文章の方が読みやすいのは普通のことですよね。

志望理由書は、大学院で勉強したいというやる気や、自分は今までこんなことを頑張ってきましたよという実績をアピールする場。だから、あれも書きたい!これも書きたい!となるのは当然です。でも、だからこそ、それをいかにシンプルにわかりやすく伝えられるかというのが腕の見せ所でもあるのです。

自分のアピールしたいことを語るのに最も効果的な具体例だけを使っているか?

いろんなエピソードを盛り込みすぎて一つひとつの印象が薄まっていないか?

など、もう一度確認してみてください。

適切なイントロダクション

第一パラグラフは、読み手に「この志望理由書ではこんなお話をしますよ」と伝えるナビゲーターの役割を果たします。自分はどんな人物で、大学院そしてこれから先の人生で何を成し遂げようとしているのか、ということを単刀直入に書いてください。そこで読み手に関心を持ってもらって、そこから先のパラグラフで詳細を語ります。

お役立ちウェブサイト

私が日々、皆さんの志望理由書を添削する時に参考にしているウェブサイトを下記に載せておきます。

イギリスのSussex大学が出している”How to write a personal statement”のページ。ここに書いてある通りに志望理由書を作っていけばとても良いものができると思います!

How to write a personal statement for Masters courses : Tips for applying to do a Masters at Sussex : ... : Study with us : University of Sussex
Find out how to write a personal statement for masters degrees at the University of Sussex, and see personal statement e...

同じくイギリスの、Aston大学の”How to write a good personal statement”のページ。「志望理由書でやるべき10のこと」がまとまっていたり、いろいろな例文が載っていたりしてとても便利です。

Undergraduate Study

ということで、今回は「伝わりやすい志望理由書」について書いてみました。ご質問などがあればお気軽にご連絡くださいね。

今年は本当にたくさんの方がブログを読んでくださり、ブログを通して人と繋がれることをとてもありがたく感じた一年でした。まだまだコロナの影響で大変な日々が続きますが、皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。そして来年もよろしくお願い致します!

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