社会人留学のためのPersonal Statementの書き方(Part 2)

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出願海外就職

以前、大学院出願のために書いた自分のPersonal Statement を紹介しました。

が、今になって読み返してみると突っ込みどころがたくさん…

というわけで、過去の自分の文章に突っ込みを入れながら、今ならこう書く!というポイントをまとめていきたいと思います。上記の過去記事と比較しながら読んでもらうとわかりやすいと思います。

第1パラグラフ【学びたい内容と理由】

昨年書いた内容:「英語教師としてステップアップするために勉強したいです!今までの教師生活では、子どもの表現力を伸ばすことに重点を置いて取り組んできました!だから、外国語教育における自己表現に関心があります!」

突っ込みポイント:全体的に具体性がない。で?ってなる。

今ならこう書く:何にどのように取り組んでどのような成果を残したのか?現在はどういうスキルがあって、足りないものは何か?そのトピックを勉強することによってどうなりたいのか?を書く。第1パラグラフだけで「私はこんな人物です」と伝わるように意識する。

第2パラグラフ【なぜオランダ?なぜアムステルダム大学?】

昨年書いた内容:「オランダは英語教育に成功している国なので、私の研究にはベストな環境です。また、アムステルダム大学はオランダのなかでも最もトラディショナルでインターナショナルな大学です。だから優秀な生徒が世界中から集まっていて、彼らといろいろなことを共有できます。」

突っ込みポイント:なぜオランダか?は良いとして、なぜアム大か?の部分がボヤっとしてる。

今ならこう書く:トラディショナルでインターナショナルな大学で勉強することによってどうなりたいのか?を具体的に書く。

第3パラグラフ【なぜそのコース?】

昨年書いた内容:「Language and Educationは私に最適のコースです。まずこのコースには言語だけでなく社会や文学についての授業もあります。社会や文学の知識は英語学習において大いに役に立つでしょう。また、第二言語習得に関する授業では、これまでの自分の授業をscientificな視点から振り返る機会を得られるでしょう。最後に、ここではインターンシップの機会が与えられます。ぜひオランダの教育機関でインターンをしてみたいと思います。」

突っ込みポイント:長い(ここだけで250 words)。長い割に何も伝わってこない。っていうかscientificな視点ってなに?笑

今ならこう書く:授業の内容について語るのではなく、なぜそのトピックに関心があるのかを書く。例えば、過去に〇〇な経験があって→〇〇という問題意識があって→〇〇を勉強して〇〇したいから、など。

第4パラグラフ【自己アピール】

昨年書いた内容:「私はこのコースにふさわしいです。なぜなら私はクリエイティブで新しいアイディアにオープンな人間だからです。それに、教師としての経験もあります。」

突っ込みポイント:「求める人物像」読んだか?

今ならこう書く:大学の「求める人物像」をよく読んで、そのキーワードに合わせて自分のアピールポイントを書いていく。そして、アピールポイントを補強する具体的エピソードを、で 大学院での勉強と関連付けて書く。

第5パラグラフ【将来の展望】

昨年書いた内容:「修了後は日本に戻ってまた高校で教えたいです。」

突っ込みポイント:だから、具体性がないってば。

今ならこう書く:こういう力をつけて、具体的にこういうことを教えられるようにしたい、と書く。

結局、何を書けばいいのか?まとめます。

段落構成自体は悪くない。

なぜ大学院で勉強したいのかを明確にする。自分にとって何が問題で、院で勉強することによってそれをどのように解決していきたいかを書く。私のはそこが完全に抜け落ちている。

具体的なエピソード(過去の経験、成果など)をしっかり盛り込む。自分がどんな人物なのか、読んだ人にはっきりイメージしてもらえるようにする。

というわけで本日は自分にダメ出ししてみました。具体的かつ簡潔に、が大事です。

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