社会人留学のその後 – 留学して私の年収は上がったのか?

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心構え海外就職

皆さまこんにちは!いつも応援ありがとうございます。オランダの大学院に社会人留学、その後現地で就職→日本で外資系企業に転職したChisakiです。

社会人留学をお考えの皆さんは、留学の目的として「スキルアップ」、つまり今よりも何かしらの面でレベルアップしたい!という思いがあって、留学を考えていらっしゃる方が多いと思います。私もそうでした。英語の教師としてレベルアップしたいからオランダの大学院で教育を学ぼう、と。

それで、留学の結果レベルアップした自分の力を数値で測れるものがあるとしたら、その一つが「収入」ではないでしょうか。もちろん、収入に関係なく好きなことを研究し続けるために留学したい、という方もいらっしゃるとは思います。が、自分のスキルや経験に応じて報酬を得てきた経験がある社会人なら、留学の成果として「もっと稼げるようになりたい」と考えるのは普通のことだと思います。

で、私の場合はどうだったのかと言うと、、、

まず、オランダで大学院を修了して現地で就職したときは、留学前の公務員時代の年収の6-7割くらいに減りました。今考えたら、、減りすぎやろ!笑 

ただしその当時は、コロナ禍ということもあってオランダで外国人が就職するのはとても難しかったし、雇ってもらえただけでもありがたいという気持ちでした。仕事内容や環境にも満足していたし、何よりその仕事のおかげで大好きなオランダ生活を続けられる、ということでそこまで不満はありませんでした。

ただ、その仕事を始めて2年が経つ頃には、この収入でこれからもずっとやっていくのはちょっと厳しいな、と現実的に考え始めました。日々の生活には全く困らない額をもらえていたけど、自分がこれまで日本で社会人としてやってきたことや大学院で学んだこと、そして現地就職から得たものを、もっと報酬として目に見える形で評価してくれる場に行くべきだと思ったのです。

それで(そのことだけが理由ではないですが)、新たに日本で就職を探すことにしました。※職探しにものすごく苦戦した話はこちらをご覧ください。

就職活動の結果、幸運にも日本にある外資系企業で希望通りの仕事を得ることができました。そこでの収入は留学前に公務員を辞めた時の収入とほぼ同じです。

それだけ聞くと、せっかく留学したのに結局収入アップしてないやん、という感じがしますよね。が、労働条件が今の方が圧倒的に良いです。労働時間の短さ、休日がきちんと確保されていること、オンライン化による業務の効率化、その仕事を続けることによって見えるキャリアの展望、など。なので、それを考えると実質的に収入はアップしたと自分では思っています。

留学と現地就職の経験がなければ今の就職先に入れることもなかったと思うので、オランダでの社会人留学の経験があるからこそ、今の恵まれた条件の仕事を手に入れることができたと言えます。

留学の目的は人それぞれです。ですが、「もっと成長したい」「スキルを身に付けたい」「知識を身につけて社会の役に立ちたい」と高い志を持って社会人留学にチャレンジした結果として、「収入」という目に見える数値は自分の成長を客観的に振り返る材料になるのではないでしょうか。

私自身、32歳で公務員を辞めて社会人留学を決めたときは、本当にこの決断でよかったのか、もっと言うと、これから先の収入はどうなるんだろう、食べていけるのかな、、とかずっと不安に思っていました。

実際、Googleのキーワード検索を見ていると、「社会人留学 その後」とか「社会人留学 帰国後 就職」と言ったワードを検索されている方が多く、留学はしたいけれどもその後のことが不安で踏み出せない、と言う方もたくさんいるのではないかと想像します。

今回の私の体験が何かの形で皆さんの決断を後押しできたら幸いです!

*私が実際にアムステルダム大学に提出・合格した志望理由書、英文推薦状、海外でインターンに採用してもらえたカバーレター、CVの書き方などをnoteにて公開しています。こちらのリンクからチェックしてみてください。

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