ポジティブな気持ちを伝える!英語のほめ言葉

英会話
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皆さんは人を「ほめる」のが得意ですか?私はもともと大の苦手だったのですが、英語を教える仕事を始めてからは、相手の良いところをきちんと言葉にして「ほめる」ことが少しはできるようになってきました。

演出家の平田オリザさんの本 「わかりあえないことから -コミュニケーション能力とは何か-」にこんな一節があります。

日本語には対等な関係で褒める語彙が極端に少ない。上に向かって尊敬の念を示すか、下に向かって褒めてつかわすような言葉は豊富にあっても、対等な関係の褒め言葉があまり見つからないのだ。欧米の言語ならば、この手の言葉には、まさに枚挙にいとまがない。

なるほど。「ほめる」のが苦手だった私が、英語だと少しはできる気がしていたのは、日本語と英語の言語としての違いのせいだったのですね。いや、もちろん、私自身の性格の問題もありますが。

確かに、考えてみると、英語にはポジティブな気持ちをあらわす言葉がたくさんあるなぁと実感します。思いつくものを書いてみます。どれも、ポジティブな感想を伝えたり、相槌を打ったりするのに使えます。

Good

…何にでも使える万能ワード。見た目が良い、内容が良い、おいしい、など。

Nice

…いちばんよく使うのはやっぱり”It’s nice to see you.”ですかね。あとは人や食べ物など何に対しても使えると思いますが、ふと、goodとの違いは何だろうと思って調べてみると、goodは「質が良い」「客観的に見て、良い」で、niceは「心地良い」「主観的に見て、良い」だそうです。He is a nice guy.と言うと「(少なくとも私にとっては)魅力的な人」という感じになるんですね。なるほど。

Great

…「すごい」「偉大な」なので、goodやniceよりもワンランク上の感じです。例えばgood teacherと言うと「優秀な、良い先生」という感じですが、great teacherと言うと「いやーあの先生ほんとすごいよね」という感じになります。

Lovely

…日本語で言う「素敵な」という言葉の雰囲気に近いかなと思います。「街並みが素敵」とか「素敵な写真」などに使います。”It’s lovely to see you.”(お会いできてうれしい)という表現もよく聞きます。Lovelyを多用するのはイギリス英語の特徴ですね。ちなみにカタカナ語の「ラブリー」は「可愛らしい」というニュアンスがありますが、英語ではそういう使われ方はしません。

Cool

…カタカナ語の「クール」とは若干意味が違います。「かっこいい」という意味もありますが、「それはいい感じだね」とポジティブにコメントしたり、「いいね!了解!」みたいな感じで軽く返事をするときに使われることもあります。

Amazing

…単語自体の意味は「驚くような」なので、「驚くほどすごい!」「驚くほど感動した!」というほめ言葉ですね。

Awesome

…もともとは「賞賛に値するような」「尊敬すべき」という仰々しい(?)意味がありますが、個人的には若者が使うカジュアルなほめ言葉というイメージがあります。アメリカでよく使われる、という情報もちらほら。確かにヨーロッパの人たちが使っているのはほとんど聞かないです。

Fantastic

…カジュアルに「素晴らしい!」という時の表現です。普通とはかけ離れたレベルですごい!という感じなので、なかなか言ってもらえることはないですね。。

Wonderful

…これもおなじみの「素晴らしい!」という表現です。辞書で調べてみると”extremely good”と書いてあります。niceとgoodの比較のところで、goodは「客観的に良い」と書きましたが、こっちはさらにextremelyがついているので、「客観的に見てめちゃめちゃ良い」ということですね。

ということで、ざっと思いつくだけでも英語にはポジティブな言葉がこんなにありました。これからもポジティブなボキャブラリーを増やしていけるといいなと思います!

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