皆さまこんにちは!いつも応援ありがとうございます。オランダの大学院に社会人留学、その後現地で就職したChisakiです。
仕事が大変だったのと、家探し&引越しでいっぱいいっぱいだったので久しぶりの更新になりました。アムステルダムで家探しをするのは3回目でしたが、諸々の要素が相まって今回がいちばん辛かったです。今回の経験を経て、オランダでの家探しに重要なポイントを学んだのでこの記事ではそのことをまとめてみます。
オランダでの家探しを取り巻く現状
そもそもオランダではこのところ住宅不足が叫ばれています。移民が多いことや、コロナの状況が落ち着いて(+Brexitの影響で)海外企業の駐在員さんが増えてきていることが要因ではないかと思います。さらに、私が家探しを始めたのが8月後半。この時期はちょうどオランダで新学期が始まるシーズンで、家を探している人が多く、競争率は高くなります。
そんなこんなで、不動産屋さんのサイトにその日の午前中に掲載された物件が、午後に電話してみるとすでに契約済になっているというようなことはザラでした。オランダ人ですら物件探しに苦労していると言われるこの状況で外国人が希望通りの物件を手に入れるのは容易ではありません。そして私の場合は友達とシェアする物件を探していたので、シェアはお断りという大家さんも多く、物件探しのハードルはさらに高いものになっていました。
オランダでの家探しの方法
オランダで物件探しと言えばFundaやParariusですが(日本で言うスーモみたいな感じ)、これらのサイトを通して問い合わせのメッセージを送っても返答はほとんどありません。それぞれの物件を取り扱っている不動産会社の連絡先が物件ページに掲載されているので、そこに直接連絡してみましょう。私はこのことに気づくのが遅くて、家探しの初期はParariusからメッセージを送り続けていて、時間を無駄にしました。
不動産会社に直接連絡する方法はメールでも良いですが、電話の方がもっと良いです。その日のうちにサクッと内見に行けたりすることもあるので話が早いです。Fundaやparariusに掲載しているようなアムステルダムの不動産屋さんはどこも外国人への対応にも慣れていて、こちらがオランダ語ができないとわかると英語で話してくれます。私自身、英語で電話するのは本当に苦手でできれば避けたいのですが、物件探しに必死になっているうちに慣れてきました。
そしてもっと効果的なのが、不動産屋さんに直接行くこと。気になる物件の目星をつけて、アポも取らずに不動産屋さんに「ハロー!」とにこやかに入って行って内見させて欲しいと頼んでいました。顔を見て話せるので電話よりもさらに話が通じやすかった気がします。
図々しくなろう
そんな感じで家探しを続け、内見に行ったものの気に入らなかった、とか、気に入って申し込んだけど落選した(そこに住みたい人が複数いる場合、大家さんが申込者のプロフィールなどを見て入居者を選びます)とか、色々なことがあって最終的には家探しを始めて約1ヶ月で納得の物件を手に入れることができました。が、そこに至るまで、本当に家が決まるのかどうかあまりにも手応えがなくて、日々必死で、どんどん図々しさを増していく自分がいました。
例えば、
「内見したいのですが」と電話する→「内見の受付は昨日終わっちゃって、これから入居者のセレクションをするところだから無理です」と言われる→「そのセレクションに今からでも混ぜてもらえませんか?今日この後すぐ内見行けるから、行ってみて気に入ったらセレクションに混ぜてほしい!」と交渉→その日のうちに内見へ。
とか、
「今日内見の予約をしている〇〇ですが、道に迷って少し遅れそうです」と電話→「ん?そんな名前の予約は入ってませんね」と言われる(一緒に住む予定の友達の名前で予約を取ってもらっていたはずでした)→「でも、とりあえずもう近くまで来ているので、内見させてください!」→「ちょっと待ってくれるならいいですよ」→内見する→気に入ったので契約。
などです。図々しく交渉することがなかったら、おそらく今の家も契約までたどり着かなかった訳です。
と言うか、今こうして文面にしてみると、そこまで図々しいと言うほどのこともしていませんね。ただ、これまでの私だったら日本語だとこういう交渉もできるけど英語ではなかなかできなかったのです。相手の返答に応じて、「じゃあこうして!」と踏み込んで交渉ができるようになったのは進歩だなと思います。
ちなみに無事引越しできたとは言うものの、洗濯機の修理になかなか来てもらえないなどマイナーなトラブルがいくつかあります。引き続きしっかりと自己主張しながら時には図々しく交渉する力が試されそうです。
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