皆さまこんにちは!いつも応援ありがとうございます。オランダの大学院に社会人留学、その後現地で就職したChisakiです。
私は2019年の夏、公務員の仕事を辞めて、大学院入学のためにオランダに来ました。私が所属していたのはアムステルダム大学大学院のLanguage and Educationというマスターのコースで、1年間で完結するので普通に1年後に日本に帰国する予定でした。が、気付いたら「オランダで就職してみたい」という気持ちになっていて、結果的に運よく就職することができて、現在オランダ生活3年目になります。今回の記事では、オランダでの社会人留学と現地での就職を経験してみて感じることを率直に書いてみたいと思います。
人生何がどうなるかわからない
身も蓋もないんですが、今最も感じていることはこれですかね。日本を出発する前は、まさかオランダで就職するなんて想像もしませんでした。
就職も含めてその時その時でやりたいことが実現できているのは、他でもない「人との出会い」のおかげです。私は以前はどちらかと言うと人との繋がりをあまり大事にしないタイプでしたが、オランダでの生活を通して、人とのご縁を大事にできるようになったことは成長かなと思います。
稼いでいる人を見て焦る
海外に住んでいると、日本で暮らしていたら関わる機会がなかったであろう日本人の方と出会うことがあります。それは、私にとってはいわゆる「自営業」の方たちです。特にオランダは個人事業主ビザが取りやすいということで、他の国と比べても自分で事業をされている日本人の方が多いのではと思います。その方達が、異国で、文字通り自分の実力だけで稼いで生活している様子を見て、焦ります。私は、、、もし今クビになったとしたら、、、こんなに稼ぐ実力はあるのだろうか、いや、無い、、、みたいな(笑)
考えてみたら、社会人で海外の大学院に留学する人というのは会社員や公務員など何かしらの「組織」に属している人で、組織の中で今後も働いていくうえで「もっと優秀になるために」勉強したいという人が多いんですよね。私も含めて。で、そういう働き方が自分に合っていると思っているから(無意識であっても)そっちを選んでいるわけで、自営業の方の働き方・生き方とは根本的に違うんだから、比べても仕方ないんですけど、なんか比べちゃうんですよね。単純に、すごーい!って。
この謎の焦りは、大学院に行ってたくさんお金がかかったのに、それに見合うだけの収入が得られているのか?という潜在的な不安から来ているのかも知れません。まぁ、焦っても本当に仕方ないので、今後も自分に実力をつけていくしかありませんね。
社会人が大学院に行くのは海外では普通のこと
一旦社会人になってから大学院に行くというのは私にとっては人生の一大決心だったわけですが、職場の人(主にヨーロッパ人)を見ていると、皆当たり前のように社会人になっても勉強しているということがわかります。大学院に行ったり資格を取るためのコースを受講したり。中には子育て&仕事と並行してキャリアアップのためのトレーニングを受講している人も。もちろん日本にもそのような人はいますが、割合が圧倒的に違います。ヨーロッパでは労働時間が短いから社会人も勉強する余裕がある、大学院に行くことに対する社会的評価が高い(文系でも!)など、日本とは文化的背景がかなり違いますが、、。とにかく、自分が大学院で勉強したのは特別なことでも何でもなく、むしろこれからも勉強し続けなければ置いていかれる(何に?)んだよなぁと感じています。
ということで、今回はオランダでの社会人留学を終えてから1年が経過した時点での率直な思いをまとめてみました。今後、社会人留学を考えている方に、少しでも参考になればと思います。
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*私が実際にアムステルダム大学に提出した志望理由書、英文推薦状、海外でインターンに採用してもらえたカバーレターなどをnoteにて全文公開しています。こちらのリンクからチェックしてみてください!
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