名刺代わりにTOEIC ~目指せ990点~

資格系

TOEICの点数が高いからと言って英語を自由に使いこなせるとは限りません。これはさんざん巷で言われていることです。しかし、TOEICスコアが低い人よりは高い人のほうが、英語を使いこなす力がある、もしくは英語に時間と労力を注いでいる、ということは言えると思います。TOEICスコアは、英語に対する私たちのスタンスを示す「名刺」のような存在と言えるのではないでしょうか。

2019年2月。約5年ぶりに受けたTOEIC L&Rテストで960点を取ることが出来ました。英語圏への留学経験もなく、独学で(?)英語の勉強を続けてきた私にとってはよく頑張ったと言える数字だと思います。5年前に受けた時は880点だったのですが、一気に100点近くスコアが上がったのはなぜでしょうか?大きな要因は4つです。

1つ目は、英語の授業をするなかで膨大な数のボキャブラリーや文法事項に触れ、無意識のうちにそれらが身に付いていたことです。この仕事をしていなかったら決して読むことはなかったであろう数々の長文や、「なぜこの問題の答えはこうなるの?」という生徒からの質問。日々の仕事で出会う一つひとつの物事が、絶えず自分の英語力をブラッシュアップしてくれていたという事実に今さら気が付き、ありがたい気持ちでいっぱいです。

次に、オンライン英会話を1年以上続けてきたこと。英語を話すトレーニングは、スピーキングだけでなく他の技能も向上させてくれるのだということを実感しました。リスニング力、語彙力、読解力、背景知識などなど…大いに助けられました。続けてきてよかったです。

そして3つ目に、留学のためにIELTSを受けたこと。はっきり言って、TOEICとIELTSでは単語のレベルや長文の難易度が全然違います。IELTSは英語力を証明するための試験ではあるけれど、それに向けて勉強すること自体が、英語力向上につながりました。

そして最後に、リスニング対策をきちんとしたこと。今までは、何をすればいいのかわからないと自分に言い訳をして、特に何も対策をせず受けていました。しかし今回は、”TOEIC L&R 990点攻略”という本を購入し、そこに載っているリスニングのサンプル問題をディクテーションしたり、何度も何度もシャドウイングしたりとしっかり準備をして臨みました。その結果、リスニングセクションで満点を取ることが出来ました。

TOEICが「名刺」になるという発想を持ったのは数か月前のこと。授業中にTOEICやIELTSなどの紹介をしたときに、生徒から「先生は何点なんですか?」と質問がありました。それで、「880点」と答えました。TOEIC880点という数字の捉え方は人それぞれだと思いますが、少なくともその時教室にいた生徒にとっては「すごい」数字だったようです(※高校生のTOEIC平均スコアは400点程度)。それ以来、なんとなく、彼らの私を見る目が少し変わったような気がしました。生徒が納得しているような手応えがあったのです、”この先生の言う方法で英語を勉強すればある程度のところまでいけるのかも”と。このことから、客観的な数字(スコア)は現在の実力だけでなく、そこへ辿り着くまでそれ相応の努力をしたこと、そしてそれが一定の結果につながったということも示せるのだと実感しました。自分のことを一目でクリアに示せるという意味で名刺みたいだと思ったのです。

考えてみれば、今までに取ってきたTOEICのスコアにもその時どきの自分の状況がしっかり反映されていました。私のTOEIC歴を振り返ってみます。

初めてTOEICを受けたのは高校生の時。英語教育を推進する学科にいたので全員強制的に受けさせられたのですが、当時は面倒くさいなぁという感情しかなく…。受けている途中に寝てしまって400点くらいしか取れなかった回もあれば、710点取れた回もありました。対策などするはずもなく、受けろと言われたから受ける、という状態でした。

 大学生になり、そろそろ就職活動がチラつき始める3回生の夏。初めて自分からTOEICを申し込みました。が、勉強する時間は十分あったはずなのに、何も準備せず受けて770点。自分でお金を払っているのに何もせずに受けるなんて、当時の自分が謎です。スコアを人に話したら「外大生やのにそんだけ?」と言われたこともありました。その後、就職活動が始まり、具体的に企業が求めるスコアなんかも意識しつつ、一応勉強してからTOEICに臨むようになりました。スコアは810点、850点と上がっていきましたが、きちんと勉強したからというよりはTOEICそのものに慣れてきたということも大きいと思います。勉強と言えば移動中に単語をチェックしたり、サクッと解ける四択の文法問題を眺めたりしていた程度。リスニングは何もせず。

 大学を卒業してからは2年間商社に勤めました。ほぼ毎日定時退社、土日は完全オフという今思えばパラダイスのような環境。ダンスを習ったり旅行に行ったりと楽しい生活を送りつつ英語や教員採用試験の勉強にも時間を割いていました。この時期に受けたTOEICは860点程度だったと思います。相変わらず、自分にとって勉強しやすい単語とリーディングしか学習せず、リスニングは放置していました。何をすれば良いかわからないと言い訳をして。おそらくこれが、勉強時間の割にあまりスコアが伸びなかった原因でしょう。

 中学校での時間講師を経て、2013年から高校に配属。とりあえず2年目の冬に880点を取って以降、TOEICって海外では通用しないし、かと言って高校で教えている内容ともちょっと違うしな、、、と思ってしばらく遠ざかっていたのです。

そして今回、5年ぶりに受けて960点。まだまだ英語を自由に使えるわけではないけれど、今後も英語に関わり続ける身として少なくとも960点以上を取り続けられる自分でいたいなと思っています。そしてここまで来たからには990点を目指したいと思います!

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