自己流対策でIELTS “Speaking6.5″の壁を破る

資格系
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2018年夏。4回目のIELTS受検で、これまでに唯一「6.0」以上を取ったことがなかったSpeakingで「6.5」を取ることができました。スコアで言うとたった0.5の差ですが、この差は大きい!1年前に「6.0」だった時と今とでは、自分でも明らかにわかるくらいスピーキング能力は全然違います。そして、行きたい大学(オランダ)の入学条件が「IELTS全セクション6.5以上」なので、これをクリアしたことで合格に一歩近づきました。

今回は、過去3回受けた時とは違ってみっちりとスピーキングの対策をしました。準備と本番を通して得た6.5突破のヒントをここにまとめておこうと思います。

[まず、英語に関する私のバックグラウンド]

〇英語圏で暮らした経験ナシ

〇日常生活でほとんど英語は使わない。使うとしても、相手がじっくり聞いてこちらの意図を汲み取ろうとしてくれるという状況が多い。

〇今まで受けたIELTS(計3回)では、Speakingの対策をほぼ何もせず臨んでいた。3回ともSpeakingスコアは6.0。

〇オンライン英会話(1日25分、ほぼ毎日)を習っている。2018年夏の時点で半年くらい。ただ、IELTS対策に絞って練習したのは受検の1ヶ月前くらいから。

[Part1対策]

比較的親しみやすいトピックに関して質問される。住んでいるところや仕事、家族、友達、音楽、など。

最大のポイントは、しつこいくらいしゃべること。質問はシンプルなものが多いので、その答えを言ったあとにすかさず”because”や”for example”を付け加える癖をつける。

例えば、Do you like your neighborhood?と聞かれたら、Yes, だけでなく続けてbecause I have many shops in my neighborhood. My favorite is…のように、聞かれてないのに自分から詳細を語るくらいの勢いで良いと思います。

[Part2対策]

IELTS名物(?)のミニスピーチ。その場でトピックカードが渡され、トピックと言及すべき内容を見て1分間でスピーチを準備する。スピーチは1分半〜2分間、続けなければならない。

・・・2分って、かなり長いんですよね。ただ、このパートは練習すればするほど上達すると思います。難しいからこそ、ここをきちんとできるようになればスコアアップにつながると私は思っています。

ポイントはスピーチ全体の組み立て方。いろんな意見があると思いますが、私がたどりついた組み立ては以下のような感じです。

①トピックを言う

②言及すべき項目を全部言っちゃう(漏れたら減点)

③関連する事実(聞かれてはいないけど、スピーチの内容に具体性を持たせられるようなもの)を言う

④トピックカードの一番最後の問いに対する答えを2つ言う。(時間が余ったら)そのトピックに関する自分の近況を言う。

※日本語ですみませんが、以下に例を書いてみます。

お題「もっとも印象に残っている旅行について。

含めるべき内容:いつ、どこに、だれと行ったか。現地で何をしたか。

そして、その旅行が印象的であった理由」

(①トピックを言う)私の人生でもっとも印象に残っている旅行について話します。

(②含めるべき内容をひと通り詰め込む)3年前、フィンランドに行きました。ひとりで行き、ヘルシンキの町に1週間滞在しました。現地では美術館めぐりとショッピングに時間を費やしました。

(③具体性を持たせるための追加情報)フィンランドを訪れた理由は、ある映画を見てフィンランドの文化に興味を持ち、現地の生活の様子を見てみたいと思ったからです。

(④お題に対する答え2つ)この旅行は2つの理由から、とても印象深いものとなりました。まず〇〇、次に△△。←ひとつひとつを結構長めに話す。

ここまで来た時点で、少なくとも1分半くらいになるようにしてください。

面接官から合図があるまで話し続けるということが求められるので、毎回必ず時間を測って練習することが大切です。

実際、私もオンライン英会話の先生や友達に時間を測ってもらいながら練習したことにより、話すべき量が感覚的に掴めてきました。

[Part3対策]

先程のスピーチのトピックに関連したディスカッション。抽象的な質問が多い。「仲間内で人気のある子どもとそうでない子どもがいるのはなぜか」「結婚に対する世間の考え方は今と昔ではどのように変わったか」など。

ポイントは、客観性と具体例のバランス、そしてボキャブラリーだと思います。

このパートは、抽象的な質問だけに、「日本語でも答えに窮するんですけど。」みたいな瞬間も多いです。そんな時、なるべく自分の身近な物事や経験(作り話でも全然OK)と結びつけるようにすると、発話量は確保できます。パート1と同じく、常にbecauseやfor exampleをセットで話す戦法ですね。

ただし、個人的な返答に終始してしまうと論理性に欠けるとみなされてしまうので、最終的には一般論に結びつけてまとめてください。

そしてボキャブラリー。Writingでも求められることですが、同じ物事を単語を変えて表現するよう心掛けてください。自分が持っているボキャブラリーを披露する、という意識で。

このようにして、私は目標にしていたSpeaking6.5を突破することができました。人によっていろいろなやり方があるとは思いますが、どこかで何かのお役に立てばと願っています。

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