皆さまこんにちは。いつも応援ありがとうございます!
さて、読者の方に幅広くオランダ留学情報を提供できるようにと始めた「オランダ留学体験談」シリーズですが、よく考えてみたら自分自身の大学院生活についてまとめたことがなかったので、今回は私のアムステルダム大学での体験を書いてみたいと思います。
トップ画像はアムステルダム中心部にあるショッピングセンターで、この裏に、私の通っていたキャンパスがあります。
留学先の学校と期間は?
University of Amsterdam: MA Linguistics “Language and Education”
(アムステルダム大学 修士課程 言語学専攻 「言語と教育」コース)
ここに2019年8月から2020年8月まで所属していました。
留学先としてオランダを選んだ理由は?
英語の教師として、「英語が母語でない国のなかで国民の英語レベルが世界トップクラス」と言われる国に行ってみたいと思ったからです。また、多くの国では修士課程は2年間ですが、オランダでは1年間で終わるというのも大きかったです。当時32歳の私にとって、2年間はいろんな意味でちょっと長いような気がしたからです。
アムステルダム大学 “Language and Education”では何をどんな風に勉強した?
1年間で5つのモジュール(授業)と修士論文に取り組みました。「第二言語と教育」「文学と教育」「言語と社会」など。ほとんどの授業が、1回の授業につき2−3本の論文をあらかじめ読んできてそれについて議論する、というパターンでした。毎回論文を読むのがきつかったー!常に「次はこれを読まなきゃ!」とリーディングに追われている状態でした、、。しかも、いくら読んでも解読不能な論文も、、、。また、授業のまとめとして自分でテーマを設定して3000 words前後のレポートを提出、という課題もありました。これも、英語で長い文章を書くことに慣れていなかったのでとーっても時間がかかりました。良い評価をもらえたときの達成感はすごかったです。
印象に残っているのは、3人グループでテーマ(言語や教育に関するものならなんでも!)を設定して1ヶ月間かけてデータ収集→論文執筆をする、という授業。どういう風にデータを集めるかとか、どういう順番で論文の内容を組み立てるかとか、そういうことを考えるのってある意味自分1人でやったほうが早いと思うのですが、それをいちいち3人で話し合うことによって、新しい視点が得られ、自分の意見を相手に伝える力もつきました。
クラスの人数やメンバー構成
どの授業も学生の数は20人前後でした。出身は本当にばらばらで、オランダをはじめイギリス、ドイツ、スペイン、ギリシャなどヨーロッパ諸国から来ている人が大半でした。日本からは私1人で、アジアからは他に中国と香港出身の人が1人ずついました。アメリカや南米から来ている子もいました。
年齢層は、やはり一番多いのは学部を出たばかりの20代前半の学生です。が、私のように母国で英語の先生として働いた経験があり、改めて勉強するために大学院に来た、という人も6〜7人いました。
アムステルダム大学の授業で苦労したこと
はい、もうこれはとても恥ずかしいのですが、英語がわからないことです。自分にとって馴染みのあるテーマの時は先生の言っていることも全部わかるしディスカッションにも積極的に参加できたのですが、背景知識が無いトピックの時は、文字通りちんぷんかんぷんという状態になりました。同じクラスの友達に頼んで授業後に毎回「補習」をしてもらったことには本当に感謝しています。
オランダ生活で苦労していること
そんなに無いですが、外食が高いのはちょっといやですね。雨が多いのは、すぐに慣れました。
オランダ生活で気に入っているポイント
街中に花や緑がたくさんあること。歩いたり自転車に乗っているだけでとっても癒されます。それから、建物の中の暖房がしっかりしていて冬でも暖かいこと。気温は日本よりも低いですが、部屋の中がホカホカのため快適に過ごせます。
留学後のキャリアプランをどのように考えていたか?
留学開始時は、正直あまり具体的には考えられていなくて、また日本の学校現場に戻るか大学などで教えられたらいいな〜とぼんやり思っていたくらいでした。留学中にインターナショナルスクールでインターンシップをしたことで自分の中に新しい選択肢が生まれ、それをベースに就職活動をして今に至ります。人生何が起こるかわからないものだなぁと実感しました。
ということで今回は私自身の留学経験をまとめてみました。何らかの面でお役に立つと嬉しいです!
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