皆さまこんにちは!いつも応援ありがとうございます。公務員を辞めてオランダに社会人留学したChisakiです。
私は、オランダの大学院に社会人留学するために仕事を辞めました。公務員だったので、辞めずに「休職」にして留学することもできました。でも、「退職」という選択をしました。それを知っている人からよく聞かれる質問のひとつが「仕事をやめてまで留学してよかった?」というものです。今日はその質問に対する率直な答えをまとめてみようと思います。
まず、単刀直入に答えると、「よかった」です。理由は色々あります。
ー「ゼロ」の状態になったからこそ思い切っていろんなことにチャレンジできた。それが結果的に、憧れだった「海外で働く」ということに繋がった。「休職」の立場で来ていたら海外での就職活動すらしなかったことでしょう。
ーいろんな人に出会って、これからの人生や仕事について客観的に考える機会が得られ、今後どう生きていきたいかをより広い視野で考えられるようになった。
ーずっとやってみたいと思っていた海外留学が実現できたおかげで、もし今後たいへんな目に遭ったとしても、この経験を心の支えにして乗り切っていける気がする。反対に、この年齢で仕事やめて留学なんて、、、と踏ん切りがつかず実現できていなかったら、きっと何かの折にすごく後悔していただろうと感じる。
こんな感じですかね。
でもだからと言って、社会人留学をしようか、そして仕事をやめようかどうかと迷っている社会人の皆さんに、簡単に「やっちゃいなよ!」と言うこともできません。「仕事をやめるという選択は本当にベストな選択だったのか、、、?」と考えてしまう瞬間ももちろんあるからです。
ー経済的にめっちゃ不安。留学期間中は大金が出て行く割に収入がほぼゼロなわけで、貯金が大幅になくなります。また、晴れて海外で就職したはいいものの、企業によっては年金制度が無かったり、健康保険の制度も日本はさすが手厚かったなぁと思うし、お金のことを考えると気持ちがどんよりします。
ー大学院での勉強は思っていた以上に「実践」ではなく「理論」重視だった。もちろん分野にもよると思いますが、教育系専攻だった私は、論文を読んで「そんなこと現場の先生たちはみんなわかってるよ!」と突っ込みたくなったり。「学者の誰それが主張したのは○○論」というのがいっぱい出てきてごちゃごちゃになって、あれ?これを覚えて何になるのかな?とふと考えてしまったり。私の場合は幸い留学期間中にインターンシップをすることができて実際に仕事をしながら学ぶ機会が得られたので自分の留学には満足していますが、インターン無しで大学の授業だけだったら、それは果たして「いろいろなものを手放してまで得たかったもの」だったのか?ちょっとだけ疑問が残ります。もちろん大学院の授業で学んだことはたくさんありますが!!
ー今後のキャリアがめっちゃ不安。留学してそれをキャリアにどう活かす、という明確な目標がないまま退職&留学をしたので、留学中も将来に関する不安はずっと消えませんでした。結果的にとりあえずオランダで就職できましたが、先のことを考えなければいけないのは常に同じです。言葉は悪いですが中途半端に海外で居場所ができてしまったおかげで、余計に日本に帰りたくない気持ちが強くなってしまいました。でも一生ここにいるのかと言われたらそういうわけにもいかないし、そうなったら日本で仕事が見つかるのか?も不安だし、これから一体どうなるんだろうと思います。
という感じです。まぁ、どれもこれも、自分で選んでしていることなのでどうしようもないですが。
ということで、今回は社会人留学をしようかどうか考えている皆さんに向けて、リアルな気持ちをお届けしようと思って書いてみました。
ご質問などがございましたらお気軽にコメントください!
コメント
saikiさま
初めまして!コメントありがとうございます。ブログをお読みいただき嬉しいです!私はいま現在も不安いっぱいですが、やりたいことをできているということに感謝して少しずつ進んでいくしかないなぁと思っています。香港でのご留学が実り多いものになるよう願っています。今後ともどうぞよろしくお願い致します!
こんにちは。僕も33歳で仕事をやめて今香港に留学しています。書いていることに120%同意します!僕はまだ在学中で不安と戦いながら、Chisakiさん達のような先人たちのブログを励みに頑張っています。いつも更新楽しみにしています!