【オランダで労働ビザ申請】自己主張の大切さ

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皆さまこんにちは!いつも応援ありがとうございます。オランダの大学院にて社会人留学、その後現地で就職したChisakiです。

2020年夏にアムステルダム大学大学院を卒業し、それから1年間はOrientation Year Visa(オランダで大学院を卒業した人に与えられる、卒業後1年間はオランダに滞在して仕事や勉強を続けることが許されるビザ)でオランダに残り、仕事をしてきました。

早いもので、そのビザも今月末で期限が切れます。日本に帰ろうか迷っていたのですが、オランダでの仕事と生活がとても気に入っているので、もう少しオランダに残ることにしました。

となると、必要になるのが労働ビザ。結果的にビザの申請はすんなり通ったのですが、その過程で「自己主張するって大事だな」と改めて感じたのでそのことを振り返ってみたいと思います。

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ビザ申請は、普通は会社がするもの

まず、労働ビザの基本的な考え方なんですが、ある国で外国人が仕事を得るということは、ある意味でその国の人の雇用機会を「奪う」ことになります。そのため「この仕事ができるのは、オランダ人ではなく、Chisakiさんでなければなりません。この人にいてもらわないと困るから、彼女に労働ビザを下さい」と、雇用主である会社から政府に申請してもらうのが通常です。

しかし、私の職場で来年度も契約を延長したいということを人事担当スタッフに相談した時、まず言われたのが、雇用主である学校を通してのビザ申請はできないということでした。私の仕事はLearning Support Assistantという肩書きなのですが、「アシスタント」と名前のつくポジションに対しては基本的に学校としてビザサポートはしないルールになっているとのこと。「アシスタント」の仕事内容は、はっきり言って「この人にしかできない!」というものではないですからね。そのため、ここでの仕事を続けたいならビザの代行業者を自分で手配し(個人での申請は不可)、ビザ申請代金も自分で払ってもらうことになる、と言われました。ビザ申請代金と代行業者への手数料、合わせて約800ユーロの自己負担です。

この時点で結構ショックというか、「学校としてはそこまであなたに居て欲しいわけではないけどまぁ続けたいなら自分でビザでも取れば?」と言われているように思えて、ちょっと落ち込みました。そういう「ルール」だということは理解できるのですが、、。

労働ビザには収入要件がある

そしてもうひとつ言われたのが、「来年度もZero hours contractを続けたい」ということでした。Zero hours contractとは、固定の月給ではなく実際に働いた時間に応じて時給計算でお給料が支払われる契約のことです。これだと冬休みなどがある月は極端に収入が少なくなります。学校側からすればこの方が人件費が少なくて済むので、このようなオファーをされるのも理解はできます。

問題は、労働ビザを申請するには収入要件があり、一定以上の収入があることが証明できないとビザが与えられません。Zero hours contractのままの収入だとビザ申請が受理される収入額に届かないのです。この1年間はオランダで就職できただけでもありがたいという気持ちがあったのでこの契約で続けてきましたが、これをもう1年となるとさすがにきついし、何よりビザ申請が通らなかったら話になりません。

はっきり言って、オファーされた条件は私にとって全く良いものではありませんでした。

「私はこんなに貢献してるんだからお給料上げてください」

このような、全く良い条件ではないオファーに対して、それでもこの職場で働き続けたいと思ったのは何故か。何故なんでしょう、、(笑)シンプルにオランダでの生活が心地良くて気に入っていること、そして、それまでの1年間にこの職場で得たものがあまりに大きくて、たった1年でそれを手放してしまうのが勿体無いと感じたからでしょうか。

とにかく、続けるためにはビザを取らないといけない→その為には収入要件をクリアしなければいけない、ということで、お給料を上げてもらえるように交渉です。

(実際に人事スタッフに送ったメールの一部)

As you are aware, I have spent so much time helping the Admission and Marketing team to communicate with Japanese people and we actually got some enrollments of Japanese families.” 「ご存知の通り、広報チームを助ける為にかなりの時間を費やしてきました。それで実際に日本人ご家族の新規入学者を増やすこともできました。」

→私の本来の業務は生徒の学習支援ですが、それ以外に広報活動もこの1年間たくさんやってきたのでそこをアピールしました。

If I can continue at Amity, obviously I will be happy to continue helping, but it’s not very sustainable for me if it’s not paid.“「もしこのままこの学校に残れるならもちろん喜んで広報チームの力にもなりたいですが、そこに対して報酬がないのはキツイです。」

→これまでは本来の業務以外のことは「お手伝い」として無償でやってきたけど、今後はその部分にもきちんと報酬が発生するべき、それで結果的にお給料がビザの収入要件に達するようにして欲しい、契約もZero-hoursではなくFull contract(毎月決められた額のお給料が支払われる)にして欲しい、と主張しました。

決断とビザ申請の受理

このような私の主張を受けて人事スタッフが校長やCEOと相談してくれ、最終的にはFull contratcの契約とビザの収入要件を上回る額のお給料をオファーしてくれました。自己主張をした結果、それが認められて嬉しかったです。

それを踏まえて、あとは自分の最終判断。ビザの申請代金約800ユーロを自己負担してまでここに残りたいのか?

2、3日考えたけど、、、やっぱりイエス。せっかくの海外で働くチャンスを、手放したくない。

決断してからはびっくりするくらいスムーズでした。ビザ申請の代行業者に連絡を取り、指定された書類だけ送って、結果を待ちます。するとたった2週間ほどで「ビザが認められました」と連絡がありました。あっけなくて拍子抜け!

そういうわけで、海外生活では自己主張することが大切ということはわかってはいたけれど、改めてそれを実感した出来事となりました。今後も自分がどうしたいのかをきちんと主張するスキルを伸ばしていきたいです。

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