このあいだの授業中。「どのようにして言葉をより印象的なものにするか」という話の中で、先生が「ほら、例えば、アメリカが人類初の月面着陸をすることになったとき、ケネディー大統領が何ってスピーチしてた?」と問いかけました。すると欧米出身のクラスメイトたちが当然のように「“We choose to go to the moon”でしょ?」と答えていました。
先生「そう。なぜ彼がわざわざchooseという動詞を使っているかというと、自分たちが主体的にそれを“選択した”ってことを示すためでもあるし、それに、moonと韻を踏んでるからすごく印象に残るよね。」
私はジョンFケネディーのスピーチ内容も知らなかったし、それが欧米では知っていて当然のことであるということも知らなかったので、へ〜!という気持ちで一連のやりとりを聞いていました。
そして帰宅してから日本のニュースを見てビックリ!(※ユーチューブで、その日の日本のニュース番組をいい具合に編集して配信してくれているチャンネルがあります。)
ZOZOの前澤社長が“I choose to go to the moon.”と言っているではありませんか。
ZOZO退任のニュースの中で、彼が月に行くことを発表したときの記者会見の映像が出ていたのです。そういえば月に行くって言ってたなぁ~ということは覚えていましたが、まさかケネディー大統領のスピーチを引用していたとは!
ケネディーさんのスピーチの内容も、前澤さんがそれを引用していたことも、知らなくても別に人生に影響はありません。でも、こういう細かいことを知っていると、きっと人生がちょっとだけ面白くなるよなぁと思いました。
ちなみに前澤さんがケネディーさんの言い回しを引用したことは当時ニュースでも報じられていたみたいなので、知らなかったのは私だけかもしれません、、、
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