【オランダ留学体験談】University of Groningenの場合

皆さまこんにちは。いつも応援ありがとうございます。おかげさまで5回目を迎えるオランダ留学体験談のコーナーです。

今回お話をお伺いしたのは、エラスムスのジョイントマスタープログラム(ヨーロッパの複数の大学で単位を取る修士課程)に在籍中のさちもさんです。彼女もブログを通して大学院留学情報を発信していらっしゃいます。お役立ち情報がたくさんですのでぜひ下記のリンクから覗いてみてください!

https://polaristudy.com

エラスムスのジョイントディグリープログラムは色々な国に行けてとても楽しそうだなと思っていたところなので、私も興味津々です。それでは、さちもさんに詳しくお話を聞いてみましょう!

プログラム名、オランダでの滞在先、他に行く予定の国などを教えてください。

プログラム:Erasmus Mundus Master of Arts Euroculture(2020年9月ー2022年8月)

オランダ滞在期間:2020年9月ー2021年1月

オランダでの所属大学:University of Groningen(フローニンゲン大学)

2学期目はチェコのPalacky University Olomouc(パラツキー大学オロモウツ)で過ごします。3、4学期目は未定です。

プログラムを選んだ理由や、その中でもオランダ・フローニンゲン大学を選んだ理由は何ですか?

Eurocultureプログラムではヨーロッパを政治、法、文化などあらゆる面から研究することができます。私は学部生の頃にEUやドイツの政治を学んでいたことがきっかけで、このプログラムに興味を持ちました。このプログラムの特長として、ヨーロッパの複数の国で学べる点があり、旅行好きな私にとってはとても魅力的でした。8つの協定校(オランダ、ドイツ、フランス、スウェーデン、スペイン、イタリア、ポーランド、チェコ)の中から毎学期学びたい大学を選択することができます。

中でも私がオランダのフローニンゲン大学を選んだ理由は主に2つあります。1つ目はブリュッセルにあるEU機関への遠足があるからです。Eurocultureの卒業生はEU機関で働いている人が多いので、ぜひ話を聞いてみたいと思っていました。ただ、残念ながらコロナの影響で遠足は中止になってしまいました…涙。2つ目の理由は言語です。過去にラテン系諸国を旅した際、不安を感じたことがあったため、最初の学期はゲルマン系の国に行きたいと思っていました。私は英語とドイツ語がわかるので、それらによく似たオランダ語を不安に感じることはありませんでした。さらに、ほとんどのオランダ人は英語が流暢に話せるので不自由なく過ごすことができています。

Groningenの運河

フローニンゲン大学で特に為になったと感じた授業や活動について教えてください。

Eurocompetence(Europe + competenceの造語)という授業が非常に役立っています。この授業では、Chicagoスタイルでの引用方法や、プレゼン/ディベート練習、CVやカバーレターの書き方など、実用的なスキルを学び、身につけています。

また、全体的にグループワークの多さと教授からの手厚いフィードバックに驚きました。まずグループワークについてですが、どの授業でもグループディスカッション、グループプレゼン、グループレポートが課され、他の学生と協働する機会がありました。意見をまとめるのが大変な反面、学ぶことも多かったです。教授からのフィードバックに関しては、成績評価前に改善点などのアドバイスをもらえて非常に助かりました。

クラスの人数や周りの学生の出身国はどんな感じですか?

1学期目をフローニンゲン大学で過ごしている学生は23人で、大半はオランダ、ドイツ出身です。その他、イタリア、ルクセンブルク、ルーマニア、ブルガリア、スロベニア、キプロスなどのEU加盟国から来ている学生がいます。EU域外出身者は私含め3人だけ(日本、香港、フィリピン)でした。ただ、香港、フィリピン出身の学生はコロナの影響でオランダに来られず、オンラインで授業に参加しています。

ちなみに上記の8つの協定校の中ではフローニンゲン大学が一番多くの学生を受け入れていて、例えば2学期目をチェコで過ごす学生は私含め5人しかいません。

Groningen大学

オランダ留学で苦労している点は何ですか?

ディスカッション能力のなさは常に感じています。英語力だけでなく、知識量も足りていないため、発言することが難しいです…。最初は落ち込みまくりましたが、自分のペースで頑張ろうと気持ちを切替えました。

生活面で苦労していることもあります。まずは天候です。冬は非常に寒く、雨や風も多いです。そんな中での自転車生活は想像以上にハードでした。次に、コロナに対する感覚の違いでも苦労しました。1日に1万人以上の感染者が出ても屋外ではマスクをしている人がほぼおらず、さらに、寮では毎週のようにパーティーが開かれていたため、カルチャーショックを感じました。あと、オランダに来た直後はクレジットカードを使える場所があまりにも少なくて困りました。オランダに留学したら、即銀行口座を開設し、マエストロカードを作ることをおすすめします…!

フローニンゲンでの生活で気に入っていることやおすすめスポットがあれば教えてください。

学生街の活気がありつつ、アムステルダムやロッテルダムなどの主要都市からは離れているため、ゆったりとした時間が流れています。運河のある景色がとても好きなので、天気の良い日のサイクリングは最高でした。また、オランダ特有のドラッグの匂いが街中に溢れていなかったのも個人的には嬉しかったです。

おすすめスポットはForumです。1階にフローニンゲンの観光案内所(VVV)があり、おしゃれなお土産を購入できます。そして屋上からはフローニンゲンの街並みを見渡すことができます。他にも、シナゴーグのある通りFolkingestraatやマーケットが開かれる広場Vismarktもフローニンゲンにお越しの際にはぜひ訪れてみてほしいです。

Forum屋上からの景色

海外大学院留学やエラスムスプログラムに興味を持っている方に伝えたいことがありましたらお願いします!

Eurocultureの参加者は英語ネイティブでない人間に、非常に優しく接してくれる人ばかりです。(そもそもネイティブがほとんどいません。)拙い英語しか話せなくても、耳を傾けてもらうことができました。これに甘えてはいけませんが、英語が苦手な人でも、挫折することなく学ぶことができる場だと思います。

ということで、さちもさん、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!ディスカッションの難しさ、クレジットカードの使えなさ、など共感することばかりでした。また、英語のネイティブスピーカーでない人に対して優しく接してくれる人が多いというのも同感です。そうやって安心できる環境だと勉強も効率よく進む気がします。

次はオランダを離れてチェコへ行かれるとのこと。これからまた新しい日々が始まりますね。うらやましい!どうぞお気をつけて!!

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【オランダ留学体験談】Vrije Universiteit Amsterdamの場合

皆さまこんにちは。いつも応援ありがとうございます。おかげさまでオランダ留学体験談も4回目を迎えました。オランダ各地の留学経験者の方が体験談をシェアしてくださっています。

今回インタビューさせていただいたのは、Vrije Universiteit Amsterdam (アムステルダム自由大学)の博士課程を修了された本谷友作(ほんたに・ゆうさく)さんです。当ブログの読者さんの中には、海外大学院の修士課程だけでなく博士課程を検討されている方もいらっしゃるので、たくさんの方にお役に立つ記事となること間違いなしです!特に、博士課程に関する日本と海外の違いは興味深いですね。それでは、本谷さんのアムステルダムでの留学生活について詳しく聞いてみましょう!

留学先の学校名と留学期間を教えてください

アムステルダム自由大学 理学部物理学科

(Department of Physics and Astronomy, Vrije Universiteit Amsterdam)

博士課程修了

留学期間:2014年2月~2018年7月

どのようなプロセスを経てオランダでの博士留学を決められましたか?

私は日本で学士号と修士号を取得したのですが、学部4年生の終わり頃から博士課程での海外留学を考えていました。ヨーロッパでは日本やアメリカと異なり、大学単位ではなく研究室単位で博士課程学生の募集を行うのが一般的です。募集は通年行っています。博士課程の学生を雇いたい研究室は、求人サイトに求人を出します。求人サイトはいくつかあるのですが、私は学術誌のNatureのグループが運営しているNaturejobsというサイトを通じて、オランダとドイツの2つのグループに応募しました。面接等を経て両方の研究室からオファーをいただいたのですが、最終的にボスの人柄、研究グループの雰囲気、そして街の雰囲気でオランダ留学を決めました。博士課程の場合は入学試験などはなく、就職活動に近いと思います。

オランダに博士留学をするメリットは何ですか?

まずは、給与が出ることです。(理系の博士学生に給与が出ない先進国は日本くらいなのですが、それは日本ではあまり知られていません。)オランダでは年間3-4万ユーロほどの給与でしたが、これは博士学生としては世界的に見ても比較的高い水準だと思います。

 また、国際感覚を身につけられることも大きなメリットです。オランダの研究グループは多国籍で、ヨーロッパ各国はもちろん、他の大陸からも多くの博士課程の学生や研究者が集まります。それぞれが異なる価値観や考え方を持っており、彼らから多くのことを学びました。科学者として早い段階で多様なものの見方を学べたことは幸運だったと思います。

「通学路。天気がいい日は空を見ているだけで飽きません。」

オランダでの研究生活で印象に残っていることや苦労したことを教えてください。

オランダの研究生活で一番いいなあと思ったところは、教授も学生も縦関係でなくフラットなところです。オランダでの研究においてヒエラルキーを感じたことは1度もありません。英語もロクにできない博士課程1年目の日本人が訳のわからない発言をしても、決してないがしろにされることはありませんでした。

 苦労でないですが、初めは休むことに抵抗がありました。オランダは有給休暇が多く、ボスも同僚も夏は1か月くらい休暇を取ります。それでは研究がストップするのではと思い長期休暇をためらっていたのですが、思い切ってとってみると案外1か月くらい休んでも大したことはなく、リフレッシュできるのでかえって仕事が進む気がしました。

オランダで生活する上で困ったことはありましたか?

冬の暗さには驚きました。渡蘭したのは2月だったのですが、毎日暗いうえに結構な風雨でしたので、すごいところに来てしまったなあと思った記憶があります。ただそれも2週間くらいで慣れたと思います。

 あとは日本から担いでいった自転車が1週間で盗まれました。ショックもありましたが、それよりも海外に来たんだという実感を得た出来事でした。オランダは比較的治安はいいと思いますが、自転車に関しては日本の比じゃなく、気を抜くとすぐに盗まれます。ボロいママチャリにもゴツいチェーンロックが必要です。

アムステルダムのお気に入りスポットを教えてください。

スポーツバーにはよく行っていました。平日夜にサッカーのチャンピオンズリーグの試合があるので、よく仕事終わりに同僚とLeidsepleinのバーに行ってサッカー観戦してました。他にもアムステルダムには雰囲気の良いバーがたくさんあり、ビール好きとしてはとてもいい時間を過ごせました。

「2014年ワールドカップ時のLeidspleinの一角。オランダの躍進もあり、スポーツバーで盛り上がりました。」

博士課程修了後のキャリアはどのような決め方をされましたか?

私は科学者以外の職業は考えませんでしたが、博士号取得後の研究テーマを具体的に決める必要がありました。学会などで積極的に色々な分野の科学者と話すことで、自分が次にやりたいこと、やるべきことを明確にできたと思います。また、さらに異なる文化での研究生活を経験してみたかったこともあり、アメリカの研究室を対象に科学者としての職探しをしました。その結果、現在はアメリカのコーネル大学で博士研究員として勤務しています。

本谷さんがよく足を運んでいた当時の、にぎやかなLeidspleinの通り。コロナが収束してまたこのようなにぎわいが戻ることを切に願います。

ということで、本谷さん、アムステルダム自由大学での博士課程の様子がよくわかるエピソードをありがとうございました!「今回のインタビューを通してオランダ生活を思い出し、良い時間を過ごしていたんだなと改めて実感しました。」というお言葉もいただき、私も嬉しかったです。そして、留学生活というのはやはり掛け替えのない貴重な時間なんだな、、ということを私自身も再認識することができました。ありがとうございました!

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【オランダ留学体験談】University of Amsterdamの場合

皆さまこんにちは。いつも応援ありがとうございます!

さて、読者の方に幅広くオランダ留学情報を提供できるようにと始めた「オランダ留学体験談」シリーズですが、よく考えてみたら自分自身の大学院生活についてまとめたことがなかったので、今回は私のアムステルダム大学での体験を書いてみたいと思います。

トップ画像はアムステルダム中心部にあるショッピングセンターで、この裏に、私の通っていたキャンパスがあります。

留学先の学校と期間は?

University of Amsterdam: MA Linguistics “Language and Education”

(アムステルダム大学 修士課程 言語学専攻 「言語と教育」コース)

ここに2019年8月から2020年8月まで所属していました。

留学先としてオランダを選んだ理由は?

英語の教師として、「英語が母語でない国のなかで国民の英語レベルが世界トップクラス」と言われる国に行ってみたいと思ったからです。また、多くの国では修士課程は2年間ですが、オランダでは1年間で終わるというのも大きかったです。当時32歳の私にとって、2年間はいろんな意味でちょっと長いような気がしたからです。

アムステルダム大学 “Language and Education”では何をどんな風に勉強した?

1年間で5つのモジュール(授業)と修士論文に取り組みました。「第二言語と教育」「文学と教育」「言語と社会」など。ほとんどの授業が、1回の授業につき2−3本の論文をあらかじめ読んできてそれについて議論する、というパターンでした。毎回論文を読むのがきつかったー!常に「次はこれを読まなきゃ!」とリーディングに追われている状態でした、、。しかも、いくら読んでも解読不能な論文も、、、。また、授業のまとめとして自分でテーマを設定して3000 words前後のレポートを提出、という課題もありました。これも、英語で長い文章を書くことに慣れていなかったのでとーっても時間がかかりました。良い評価をもらえたときの達成感はすごかったです。

印象に残っているのは、3人グループでテーマ(言語や教育に関するものならなんでも!)を設定して1ヶ月間かけてデータ収集→論文執筆をする、という授業。どういう風にデータを集めるかとか、どういう順番で論文の内容を組み立てるかとか、そういうことを考えるのってある意味自分1人でやったほうが早いと思うのですが、それをいちいち3人で話し合うことによって、新しい視点が得られ、自分の意見を相手に伝える力もつきました。

一緒に頑張ったメンバー

クラスの人数やメンバー構成

どの授業も学生の数は20人前後でした。出身は本当にばらばらで、オランダをはじめイギリス、ドイツ、スペイン、ギリシャなどヨーロッパ諸国から来ている人が大半でした。日本からは私1人で、アジアからは他に中国と香港出身の人が1人ずついました。アメリカや南米から来ている子もいました。

年齢層は、やはり一番多いのは学部を出たばかりの20代前半の学生です。が、私のように母国で英語の先生として働いた経験があり、改めて勉強するために大学院に来た、という人も6〜7人いました。

アムステルダム大学の授業で苦労したこと

はい、もうこれはとても恥ずかしいのですが、英語がわからないことです。自分にとって馴染みのあるテーマの時は先生の言っていることも全部わかるしディスカッションにも積極的に参加できたのですが、背景知識が無いトピックの時は、文字通りちんぷんかんぷんという状態になりました。同じクラスの友達に頼んで授業後に毎回「補習」をしてもらったことには本当に感謝しています。

オランダ生活で苦労していること

そんなに無いですが、外食が高いのはちょっといやですね。雨が多いのは、すぐに慣れました。

時には奮発して美味しいブランチを食べに行きます

オランダ生活で気に入っているポイント

街中に花や緑がたくさんあること。歩いたり自転車に乗っているだけでとっても癒されます。それから、建物の中の暖房がしっかりしていて冬でも暖かいこと。気温は日本よりも低いですが、部屋の中がホカホカのため快適に過ごせます。

留学後のキャリアプランをどのように考えていたか?

留学開始時は、正直あまり具体的には考えられていなくて、また日本の学校現場に戻るか大学などで教えられたらいいな〜とぼんやり思っていたくらいでした。留学中にインターナショナルスクールでインターンシップをしたことで自分の中に新しい選択肢が生まれ、それをベースに就職活動をして今に至ります。人生何が起こるかわからないものだなぁと実感しました。

ということで今回は私自身の留学経験をまとめてみました。ご質問などがございましたら、お気軽にコメントください!

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【オランダ留学体験談】Leiden Universityの場合

皆さまこんにちは。いつも応援ありがとうございます!

前回のエラスムス大学ロッテルダム編に引き続き、オランダ各地の留学経験者の方に体験談をシェアしていただきます。ブログを見てくださる方に、オランダ留学に関するより幅広い情報をお届けできれば幸いです!

今回インタビューさせていただいたのは、ライデンに留学されていたアカネさんです。スウェーデンへの留学経験もあるアカネさんが、オランダでどんな留学生活を送っていたのか聞いてみましょう!

トップ画像はアカネさんお気に入りのライデンの写真です。「オランダの夏は短く、真っ青な晴天が一日を通して見られることはあまりありません。晴れた日には、多くの人が運河の岸辺で寝転がったり、オープンカフェでひと時を過ごします。」

留学先の学校と留学期間を教えてください

Leiden University (ライデン大学) MSc of Political Science : Nationalism, Ethnic Conflict and Development (政治学:ナショナリズム・民族紛争・開発)

留学期間: 2019秋~2020秋

留学先としてオランダを選んだ理由は何ですか?

オランダを留学先に選んだ理由は、オランダ人の友人の勧めと、マスターのプログラムが一年であるからです。以前私は、スウェーデンに交換留学をしていました。そこでたくさんのオランダ人が正規学生または留学生として勉強しており、オランダの生活や文化、教育についてよく情報を得る機会がありました。オランダのインフォーマルな文化やジェンダーステレオタイプを感じない生活に興味を持ち、オランダで学生として生活をしてみたいと思うようになりました。

ライデン大学政治学部のマスタープログラムはどんな内容ですか?

このマスターのプログラムは、前期と後期に分かれており、さらにそれぞれがブロックに分かれています。各ブロックは約二ヵ月弱で、基本は1ブロックで二科目履修します。政治学部は専攻がいくつかありますが、それぞれの専攻の必須科目は一つしかなく、それ以外は選択科目から選び、自由にプログラムを組み立てることができます。選択科目はオンライン登録の早い者順で履修が決まります。最終の修論セミナーは、担当する教授によっては執筆できる内容が限られていたりしますが、私の教授はとても柔軟であまり縛りがないように思いました。

クラスの人数やメンバー構成は?

学部全体の印象としてはオランダ人学生とインターナショナルな学生が半々でした。大学を卒業してすぐにマスターを始めた人もいますが、少なからずの人がギャップイヤーをとっていたり、インターンシップや仕事を経験したりしていました。周りの学生たちは授業に対してアクティブで、ランチタイムや休憩中にも世界情勢や自国の政治・日常について話すことが多かったです。
こちらの政治学部は9月と2月入学があり、9月入学では学部全体でだいたい100人前後が入学するといわれています。私の専攻は、9月入学で約20人くらいいました。

ライデン大学での授業の進め方は?

私の専攻の必修科目は、週に二回授業があり、膨大な量のリーディングがあります。リーディングに基づいて授業が進められ、割り振られた学生が一人ずつそれぞれのリーディングの要約を発表し、ディスカッション形式で進められていきます。授業のテーマに沿ったリアクションペーパー(1000字)が2回あり、その他に授業の内容と関係したテーマを自分で選んでリサーチペーパー(4000字)が最終課題として課されます。その他にも私が選択した科目で共通して言えることは、

①リーディングの量がとても多いということ

②ディスカッションがどの授業も非常に求められるということ

③リサーチペーパーにおいてペーパーの構成がとても重要であるということ
です。

授業によって、出席やアクティブな授業参加が成績に反映されたりされなかったりしますが、どの授業でも積極的な貢献が求められます。

ライデン大学の授業で苦労したことはありますか?

ライデン大学は、リサーチに重点を置いた大学であるため、慣れていなかったリサーチペーパーの書き方に苦労しました。どんなにいいアイディアや議論を持っていても、決まった構成に合わせて書かないと認められたペーパーになりません。

また、いわゆる日本の大学の「レポート」のような、学んだ内容を要約してペーパーに書くということは期待されていません。私の学部では、いかに与えられた・新たに探した文献でペーパー上で議論を進めていくかといったことが重要です。「教授たちは何年も同じような授業を教えているため、専門分野の文献は、学生よりもはるかに幅広くそして繰り返し読んでいる。だから、そのような教授に要約を渡すことは全くの不必要である。それよりも、自分がどう考えたかを書いて欲しい。広く浅くディスカッションを繰り広げるのではなく、ピンポイントで、議論している文献の著者に丁寧に返答するように書いて欲しい。」とよく言われました。

このようなアカデミックスタンダードに合わせるのは大変でしたが、多くの教授は、詳細なフィードバックを課題ごとにくれ、質問をすれば丁寧に答えてくれました。

ライデンの町の気に入っているところは?

町自体がコンパクトで景観がよく、運河や公園があふれていたところです。大学・スーパー・図書館・駅などの必要なものは自転車圏内でしたし、自転車用の道路がきちんと整備されているので、自転車があれば快適です。綺麗な街並みを歩いて、よその猫と触れ合ったり、公園や道端の草花をめでたりと、気分転換によく散歩をしていました。特に、コロナの影響で社会的隔離が始まり、家にしかいれなかった時には、雨が降りやんだちょっとの合間にでも外出をするようにしていました。ライデンのあちらこちらに、運河が巡されており、運河を走るボートや泳いでいる水鳥、また水面に映る景色を眺めてリラックスをしていました。

「冬の間、町のあちらこちらでイルミネーションが点灯されます。雨が降った後のイルミネーションは光が水滴に反射し、より一層綺麗です。まるで絵画のような景色を見ることができます。」(アカネさん)

オランダ生活で苦労していることはありますか?

オランダの生活で苦労していることは、悪天候に適応することです。秋から春先にかけて、長い期間どんよりとした曇り空と雨が降り続く季節になります。さらに、風が強く、雨の中傘をさしていても、横から雨が降りつけます。太陽の光を浴びることもなく、悪天候の中大学に自転車で通っては、ずぶぬれになり、大変なストレスを感じました。長引く悪天候で体調と気分が悪くなることは珍しいことではありません。周りのインターナショナルな学生、現地の人々も同じような経験をしていました。これらを解決するために、私は以下のようなことをしました。

ー天気予報をこまめにチェックする。特に、雨が降っている中外出をする際は分単位の予報をチェックし、降りやんだすきに外出をする。

ーレインコートの他に、レインシューズとレインパンツを履き、リュックサックにはカバーをかけて自転車に乗る。

ー濡れて帰宅したらすぐに暖かいシャワーを浴びる。

ー晴れた瞬間には日光を浴び、晴れていなくても雨が降っていなければ室内にこもらず、散歩をする。

ー寒い時期は部屋を一定温度に暖めたり、温かい飲み物や料理を作って、自宅を居心地のいい空間にする。

ーひとりにならないで誰かと話す。

ライデンのおすすめスポットを教えてください

ライデンのお気に入りの場所はPlantsoenparkです。ライデンの中心近くにある公園で、大学の帰り道や散歩でよく訪れました。様々な草花や、桜の木を見ることができます。(桜の木はライデンのあちらこちらに植わっています。庭木として植わっていることもあります。)また、カラフルな鳥たちが園内のケージで飼われており、観察しては癒されていました。

「Plantsoenparkには様々な草花が植えられています。コロナウイルス対策のための社会的隔離の中、公園での散歩は数少ない気晴らし方法の一つでした。」(アカネさん)

ということで、アカネさん、大学の授業について詳しいエピソードをありがとうございました!また、オランダの悪天候に関しては、実体験にもとづく対処法をシェアしてくださりありがとうございます。「自宅を居心地のいい空間にする」はめっちゃ大事ですよね!!

日本人研究者や移住者の方も多いライデン。毎週土曜日には屋外マーケットで町がにぎわいます。留学先のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか?

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【オランダ留学体験談】Erasmus University Rotterdamの場合

ロッテルダム

皆さまこんにちは!いつも応援ありがとうございます。

このブログを立ち上げて1年半。ブログを読んでくださる方の数も増えてきて、留学相談や出願書類添削サービスへのお問い合わせをいただく回数も徐々に増えてきました。そこから日々感じているのは、

「オランダ留学の情報、めっちゃ需要あるやん(意外)!」

ということです。

そこで、オランダ留学に関するより幅広い情報を提供するため、オランダ各地での留学経験者の皆さんにインタビューをさせてもらうことにしました。これによって、私自身が留学したアムステルダム大学以外についての情報もお届けすることができます。今後、オランダ留学をされる方のお役に立つことを願っています!

記念すべき第1回は、ロッテルダムに留学されていたミズキさんのお話です。コロナの影響で留学を途中で切り上げざるを得ず、とても残念な思いが残ったことと思いますが、快くインタビューを引き受けてくださいました。

トップ画像はミズキさんお気に入りの写真で、ロッテルダムらしいモダンな建築がたくさん見えます。

留学先の学校と留学期間を教えてください

Erasmus University Rotterdam/ International Bachelor Arts and Culture Studiesに、8 ヶ月間(本当は1年でしたがコロナで中止)

留学先としてオランダを選んだ理由は何ですか?

オランダを選んだ理由は、アートが社会に及ぼす影響について学びたかったからです。エラスムス大学ではアートを社会学、経営学、経済学など多角的に学べることから一番自分のやりたいことができると思い志望しました。また、ロッテルダムが国際的な街であることからいろんな国の人と出会えると思い、オランダにしました。

「オランダに来て一番びっくりしたのは空の綺麗さかもしれません。特にこの日の空はとっても綺麗で好きです。」(ミズキさん)

エラスムス大学ロッテルダムでの授業の様子はどうでしたか?

クラスの大きさは授業によりますが、200人規模から30人規模のクラスまでありました。自分で自由に授業を選ぶのでいつも会う学生は異なります。授業は、講義方式とチュートリアル(ディスカッション)方式のものを受けました。講義では、学生がよく質問していました。それに対して先生も快く質問を聞いていて、非常に先生と学生の距離が近かったです。また、授業後に質問があればメールをして答えてくれるのでよかったですね。

エラスムス大学ロッテルダムの授業で印象に残っている経験は?

一番辛かったのはグループワークです。オランダ人の女の子4人と一緒に作業していたのですが、一人の子がみんなへ口出しをするのに、彼女自身はあまり仕事をしなくて困っていました。そこで、whatsapp上で意見のぶつかり合いが起こり揉めました。日本だとたぶん少し相手に不満があってもぐっと堪えるところを彼女たちは普通に意見をしていてびっくりしました。

ですが、面白かったのは、その後何事もなかったかのように普通に彼女たちは接していたことです。というのは、オランダ人ははっきりと物を言う性格の方が多いので、ただ二人は意見を言っていただけで喧嘩をしていたわけではなかったみたいなのです。とにかく、オランダ人の物事をはっきり言う性格にはかなり驚かされました。

オランダ生活で苦労したことはありますか?

苦労したことはそこまでないです。日本食は簡単に手に入りますし、インフラも充実しているので東京に住んでいる私は問題なく過ごすことができました。強いて言えば、スーパーの棚が高くて手が届かないとかですかね笑

ロッテルダムの町の気に入っているところは?

新しいイノベーションが起こりそうな雰囲気が好きです。ロッテルダムはとにかくモダンな建築が多いので生活しているなかでそのクリエイティビティから刺激をもらってました。また、カルチャーライフが充実しているところも好きです。アート系のイベント、ギャラリーや美術館の多さ、映画祭、音楽など、カルチャー好きの私にとって、とても楽しかったです。

「ロッテルダムっていろんなウォールアートがあるんですけど、これは観光客の方もよく来るところです。私は、Rotterdam make it happen. っていう言葉を、”ロッテルダムでなら何でもできる、可能性は無限大だよ”という風に捉えていて、ワクワクする感じが好きです。」(ミズキさん)

ロッテルダムのおすすめスポットを教えてください

お気に入りのスポットは、Hopper coffeeです。ここのスープが大好きで毎週のように行ってました。お店の雰囲気も開放的で居心地がいいです。

★お店のウェブサイトはこちらです。めっちゃくつろげそうな雰囲気〜!

https://www.hopper-coffee.nl

ということで、ミズキさん、大学の授業の様子がよくわかるエピソード、そしてロッテルダムに行ってみたくなるような情報をありがとうございました!モダンでアーティスティックな雰囲気はアムステルダムと全然違いますね〜!他にもキューブハウスやマルクトハルなど見どころいっぱいの楽しい町、ロッテルダム。留学先のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか?

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