洋楽を使って楽しい英語の授業!⑦ -Where Is the Love?-

英語の歌は、英語の授業においてとても良い教材になります。英語のリズム、発音、単語、文法、文化的背景、社会情勢などなど…本当にたくさんのことを学べます。特に発音は、細かいところにこだわって一緒に何度も練習すれば、生徒は一生懸命取り組んでくれます。ここでは、高校の英語の授業で使える洋楽をご紹介していきます。

今回はTHE BLACK EYED PEASのWhere Is the Love?です。サビ以外はラップです。だからイカつい曲なのかと思いきや…現在の世界情勢に対する警告と平和への願い、そして人々への愛がこもった楽曲なのです。この曲は2003年のヒット曲で、アメリカ同時多発テロとそれに対する報復など、さまざまな不条理に対するメッセージだと言われています。

ポイント① 

ラップの部分をどう使うか?

まずはイントロのラップを見てみましょう。

―ここから引用 BLACK EYED PEAS ”Where Is the Love?”より(訳は筆者)

What’s wrong with the world, mama 

世界はどうなってしまったんだ

People livin’ like they ain’t got no mamas 

みんな母親がいないような生活を送ってる

I think the whole world addicted to the drama 

世界中がドラマに夢中

Only attracted to things that’ll bring you trauma 

でもトラウマになるようなことばかり

Overseas, yeah, we try to stop terrorism 

海を越えて テロを止めようとしている俺たち

But we still got terrorists here livin’ 

でもここにこそテロはある

In the USA, the big CIA 

アメリカ、偉大なCIA、

The Bloods and The Crips and the KKK 

ギャング集団、そして白人団体に

―引用終わり

ラップの部分を授業でどんなふうに使えるかなと考えてみると、いろいろとアイディアが浮かんできます。

例えば、歌詞のディクテーション。ラップなのでスピードは速いですが、いくつかはっきりと聞き取れる単語があります。3行目のdramaとか下から2行目のUSAとか。そういう語を穴抜きにして、日本語訳も見られる状態で、曲を聞きながら書き込んでいきます。そうすると、ブワーっと英語をまくしたてているだけに思えるラップが、れっきとしたアーティストの「言葉」である(当たり前ですけど)ということがわかってきます。ラップの英語を聞き取れたと思うと生徒たちも嬉しいですよね。

穴埋めが完成したら、各センテンスの「韻」にも注目したいところです。わかりやすいのは3,4行目のdramaとtraumaですね。英語の歌は韻を踏むことがルールのようになっていて、これのおかげで心地よいリズムが生まれています。どことどこで韻を踏んでいるかをみつけていくのも楽しいですね。

ラップを歌うことにももちろんチャレンジしたいです。授業中にみんなで歌うならUSA, CIA, KKK!あたりをリズムに乗せて元気に言えたらじゅうぶんだと思います(笑)

ポイント② 

キリスト教の世界観を知る

サビの歌詞はキリスト教の世界観を知るのに最適です。

―ここから引用 BLACK EYED PEAS ”Where Is the Love?”より(訳は筆者)

People killin’, people dyin’ 

人々は殺し合い そして死んでゆく

Children hurt and you hear them cryin’ 

傷つけられる子ども達 泣き声が聞こえるだろう

Can you practice what you preach? 

神の教えを守っているのか?

Or would you turn the other cheek? 

寛容の心を持っているのか?

Father, Father, Father help us 

神様 助けてください

Send some guidance from above 

天から啓示を与えてください

‘Cause people got me, got me questionin’ 

人々を見ていると考えずにはいられない

Where is the love

愛はどこにあるのか と

―引用終わり

まず3行目のpreachは、「説教する」という意味の動詞です。教会で神父さんや牧師さんがありがたいお話をしてくださるあれですね。説教の中身は神様の教えなので、what you preachを「神の教え」と訳しました。”you”は、「あなた」というよりは「人々全般」と解釈し、「いつもみんなえらそうに言ってるけど、どうなの?」みたいな感じかなと思います

次に4行目turn the other cheekという表現です。これは聖書に出てくる文章から来ていて、「誰かがあなたの右頬を打つならもう片方の頬も差し出しなさい」つまり、「侮辱を甘んじて受ける」「不当な扱いに対して反発せずに相手を許す」というような意味です。ここではwould you turn the other cheek?という文で、他者への寛容の心を持っているか?ということを問いかけているのだと思います。

そして最後にFatherという語。「お父さん」と訳してしまいがちですが、「神父様」や「神様」という意味もあります。

歌を通して普段触れることのない世界を知ることが出来るのは楽しいですね。

洋楽を使って楽しい英語の授業!⑥ -Break Free-

英語の歌は、英語の授業においてとても良い教材になります。英語のリズム、発音、単語、文法、文化的背景、社会情勢などなど…本当にたくさんのことを学べます。特に発音は、細かいところにこだわって一緒に何度も練習すれば、生徒は一生懸命取り組んでくれます。ここでは、高校の英語の授業で使える洋楽をご紹介していきます。

今回はAriana GrandeのBreak Freeです。Arianaは高校生にも根強い人気を誇っています。この曲のタイトルbreak freeは「~をふりほどく、自由になる」という意味で、新しい自分へ一歩踏み出すという力強い歌詞が良いですね。音程が高くて歌うのが大変ですが、思い切って大きな声でパワフルに歌ってみましょう。

授業で使えるポイント① 

should have+過去分詞「~すべきだった(のにしなかった)」

高校英語の定番、助動詞です。なかでもhave(現在完了形)との組み合わせは、なかなかすんなり訳せない生徒も多いです。基本的にはその助動詞の意味を過去形に訳せば良いのですが、一応ここで代表的なものをまとめてみましょう。

may「~かもしれない」

→ may have「~したのかもしれない」

must「~にちがいない」

→ must have「~したにちがいない」

cannot「~するはずがない」

→ cannot have「~したはずがない」

should「~すべき」

→ should have「~すべきだった(のにしなかった)」

この曲ではイントロにshould haveが出てきますよ。

―ここから引用 Ariana Grande ”Break Free”より(訳は筆者)

If you want it, take it 

欲しいなら、手に入れたいなら

I should’ve said it before 

先に言っておくべきだったね

Tried to hide it, fake it 

隠れたりごまかしたりしたけど

I can’t pretend anymore 

これ以上自分を偽れない

―引用終わり

I should have saidなので、「言うべきだったのに言わなかった」と言う意味になりますね。このフレーズなら日常でも使うシチュエーションが多そうです。あまり人に言いふらしてほしくないことを言いふらされて、「秘密って言っとくべきやった・・・」みたいな。

授業で使えるポイント② 

にごった〔TH〕の発音を練習!

まずはサビの歌詞を見てみましょう。

―ここから引用 Ariana Grande ”Break Free”より(訳は筆者)

This is the part when I say I don’t want ya 

今こそ言わなきゃ 私にあなたは必要ないって

I’m stronger than I’ve been before 

前よりずっと強くなったの

This is the part when I break free 

今こそ自由になる時

‘Cause I can’t resist it no more 

だってこれ以上我慢できない

―引用終わり

This, the, than, This, the と、にごった〔TH〕が5回も出てきます。この音は発音記号で言うと〔ð〕ですね。にごっていない〔TH〕つまり〔θ〕と同じく、舌先を上下の前歯で挟んで発音します。違うのは、〔θ〕は舌の両サイドから息が漏れているだけなのに対して〔ð〕は舌を噛んでいる間にも音を出しているということです。舌先を前歯で挟んだまま「うー」と言ってみてください。日本語の文字では表せない音が出ると思います。これが〔ð〕です。あとはthisなら〔ðィス〕、thanなら〔ðァン〕など、うしろの音を続けるだけです。ちなみにtheは弱く発音されることがほとんどのため、舌を噛んで軽く「う」と音を出すだけでOKです。

洋楽を使って楽しい英語の授業!⑤ -Last Christmas-

英語の歌は、英語の授業においてとても良い教材になります。英語のリズム、発音、単語、文法、文化的背景、社会情勢などなど…本当にたくさんのことを学べます。特に発音は、細かいところにこだわって一緒に何度も練習すれば、生徒は一生懸命取り組んでくれます。ここでは、高校の英語の授業で使える洋楽をご紹介していきます。

今回はクリスマスソングの定番、ラストクリスマス。歌詞の内容はちょっと切ないですが、メロディーはほっこりと温かく、歌いやすい曲です。多くの高校生はすでに中学校などで歌ったことがあるようですが、発音を意識することによって歌声をバージョンアップできます。

サビの歌詞を見てみましょう。(訳は筆者)

―ここから引用 Wham ”Last Christmas”より

Last Christmas I gave you my heart 

去年のクリスマス 君に僕の気持ちをささげた

But the very next day you gave it away 

でも次の日 君はそれを投げ出してしまった

This year to save me from tears 

今年は涙を流さなくていいように

I’ll give it to someone special 

誰か特別な人にささげるつもりさ

―引用終わり

授業で使えるポイント① 

〔V〕の発音をしつこく練習!

この歌は〔V〕を練習するために作られたの?というくらい、何度も繰り返し〔V〕が出てきます。上の歌詞を見てみてください。1行に1回は出てきていますね。日本語の「ブ」とちがって、下唇を上前歯で軽く噛んで発音します。何度もこのサビを歌って、Vを見たら唇をかむ癖をつけちゃいましょう!

授業で使えるポイント② 

specialで〔 ʃ 〕と〔 l 〕を練習!

specialという単語の発音も、カタカナ読みの「スペシャル」とはかなり異なります。発音記号で言うと〔speʃl〕ですね。〔 ʃ 〕の音は、「シー静かに!」と言う時の「シー」の口の形です。そこからさらに唇を少しすぼめて歯の間から激しく息を吹き出してください。そしてここから〔 l 〕音に進みます。この音は舌の位置がポイントです。舌の先を、前歯の根元より少し奥の膨らんでいる部分に当ててみてください。舌の両サイドはどこにもついていないのでそこから軽く息が漏れる状態になっていればOKです。これをspeからつなげると、最終的に、「スペシォゥ」みたいな音が出来上がると思います。原曲の発音を聞いて何度も真似してみましょう。

洋楽を使って楽しい英語の授業!④ -Marry you-

英語の歌は、英語の授業においてとても良い教材になります。英語のリズム、発音、単語、文法、文化的背景、社会情勢など、本当にたくさんのことを学べます。特に発音は、細かいところにこだわって一緒に何度も練習すれば、生徒は一生懸命取り組んでくれます。ここでは、高校の英語の授業で使える洋楽をご紹介していきます。

今回はBruno MarsのMarry youです。この曲は生徒にはあまりなじみがないようでしたが、Bruno Marsのことはみんな知っているのでとっつきやすいと思います。曲のスピードも速すぎず遅すぎずで、リズムに乗って歌えた時はとっても気持ちが良いです。「結婚しようよ!」という直球の歌詞もインパクトがあって良いですね。個人的には、バックに流れている鐘の音も好きです。

それではサビの歌詞を見てみましょう。(訳は筆者)

―ここから引用 Bruno Mars ”Marry You”より

It’s a beautiful night, 

きれいな夜だから

we’re looking for something dumb to do 

何かくだらないことしようよ

Hey baby, I think I wanna marry you 

ねえ、君と結婚したいかも

Is it the look in your eyes? 

君の瞳のせいかな?

or is it this dancing juice? 

それともこのお酒のせい?

Who cares baby, I think I wanna marry you 

どっちでもいいや 君と結婚したいんだ

―引用終わり

授業で使えるポイント① 

〔TH〕音をしつこく練習!

英語にあって日本語にない音の代表格、TH。舌を前歯で挟む音ですね。発音記号で言えば〔θ〕です。例えば3行目と6行目に出てくるthinkを発音する場合、まず舌の先を上下の前歯で軽く挟み、次に「イ!」と一気に言います(その時点で舌は離れます)。あとは「nk」と続けるだけ。この歌の場合はI think I wanna marry youと続きますので、「アイθiンカイワナ・・・」という感じになります。

他には、2行目のsomethingという語にも〔TH〕音があります。発音記号的には〔s˄mθiŋ〕ですね。真ん中の〔m〕には母音がついていませんので「サm」で一回唇を閉じます。その後、舌先を上下の前歯で挟み、勢いよく「イ」と言います。最後は〔ŋ〕の音で、「ン」と言った後に喉を「グ」と言う時の形にして終わりです。喉がグッと詰まる感じですね。これで「サmθィŋ」という音が出来ました。ポイントは〔M〕でしっかり唇を閉じること、そして〔TH〕で舌を前歯で挟むことです!この2つに注意して発音できれば、ネイティブの発音にグッと近づきます。

授業で使えるポイント②

“I think”のニュアンスについて

日本語話者はすぐにI thinkを使います。スピーチや作文で「~と思います。」という表現が定着しているからだ「と思います」。しかし、日本語と同じ感覚でI thinkを使ってしまうと、ちょっとおかしなことになるようです。I thinkは「100パーセントの確信はないけど~だと思うよ」というニュアンスなので、例えば「英語の先生になりたいと思っています」をI think I want to be a teacher.と言ってしまうと「まぁわからへんけど一応なりたいかな」みたいな雰囲気になります。頼りない、自信がない、というような印象を与えてしまいますね。だから、本当に結婚したい時にはI thinkは除いてI wanna marry you.と言い切りましょう!この歌の場合は、I thinkをつけることによってさらっと軽やかに気持ちを伝える雰囲気を演出しています。訳も「結婚したいかも」としてみました。このような細かい表現のニュアンスを知って、会話やプレゼンなどにも生かしたいものですね。

洋楽を使って楽しい英語の授業!③ -Story-

今回はAIのStoryです。映画「ベイマックス」のテーマソングであり、日本語版もよく知られているので使いやすいです。曲調もゆっくりなのですぐに歌えます♪

サビの歌詞を見てみましょう(意訳は筆者)。

-ここから引用 AI”Story”より

I’m not alone, you’re by my side 

僕は一人じゃない 君がそばにいてくれる

I’m standing strong, you gave me hope to carry on 

僕は強いんだ 君が頑張る力をくれたから

You’ve washed away my fears 

僕の不安をぬぐってくれた

Now I know I’m here because I have you near 

僕がここにいられるのは 君がそばにいてくれるから

You’re not alone, I’m by your side 

君は一人じゃない 僕がそばにいる

When you are down 

落ち込んでいるときは

I’ll be the one to make you smile 

僕が君を笑顔にしてあげるよ

I’ll wash away your tears 

僕が君の涙をふいてあげる

And the sun’ll shine its light on you and me 

太陽がその光で君と僕を照らしてくれるよ

―引用終わり

授業で使えるポイント①

人+be動詞+形容詞

形容詞を使うのは、高校生にとって意外と難しいんです。私の経験上、be動詞とペアにした使い方をきちんと教わってきていないからだと思います。だから、alone(ひとりの)とか、here(ここに)とか、単語としては知っていてもそれをなかなか使いこなすことが出来ません。

このサビにはI’m not alone(1行目)、you’re by my side(1行目)、I’m here(4行目)、you are down(6行目)、と、be動詞+形容詞(前置詞)を使って人の状態を表す表現が連続で出てきます。シンプルでわかりやすい表現なので、会話でも使えます。このあたりの表現は、いちいち教えると言うよりは歌っているうちに自然に身に付くようにしたいですね。

授業で使えるポイント② 

歌詞の内容

わざわざ書かなくてもわかりますが…ストレートであたたかい歌詞がとっても心に響きます。クラスの皆で歌って絆を深めたいですね!

洋楽を使って楽しい英語の授業!② -Shape of you-

英語の歌は、英語の授業においてとても良い教材になります。英語のリズム、発音、単語、文法、文化的背景、社会情勢などなど…本当にたくさんのことを学べます。特に発音は、細かいところにこだわって一緒に何度も練習すれば、生徒は一生懸命取り組んでくれます。ここでは、高校の英語の授業で使える洋楽をご紹介していきます。

今回はEd SheeranのShape of youです。2017年の大ヒット曲で、高校生も大好きです。リズミカルで心地よい伴奏と、力みすぎずにさらっと歌う雰囲気がかっこよくて何度も聴いてしまいます。これを歌うのはかなり難しいですが、かっこいい曲なので生徒たちは「歌えるようになりたい!」と頑張ってくれます。

授業で使えるポイント① 

音と音のつながりを体感する

まずは曲の最初の部分を見てみましょう(意訳は筆者)。

―ここから引用 Ed Sheeran ”Shape of You”より

The club isn’t the best place to find a lover クラブは恋人を探すのにベストな場所じゃない

So the bar is where I go だからバーに行くんだ

Me and my friends at the table doing shots 僕は友達とテーブルを囲む

Drinking fast and then we talk slow はやく飲むから会話はゆっくり

―引用終わり

曲を聞いてみると、この部分は歌詞のスピードがものすごく速く、はっきり発音されていない語もあります。だからこそ、音が消えたりつながったりしていることを体感する材料としてピッタリです。音の強弱がどうなっているか、とか、音がつながるとどうなるか、ということを知っていくと、各種スキルの向上につながります。

例えば“The club isn’t the best place to find a lover” は

クラービズンベスプレイストゥファインダラヴァ」と聞こえます。club+isn’tや、find+a+loverといった表現が一続きの音になっていることがわかりますね。このような音のつながり(リエゾン)をマネして歌うことによって、セットで使うべき表現を丸ごと覚えられたり、リスニングの時に同じような表現を聞き分けられたり、自分が話す時にちょっと上級者っぽくなる(笑)など、いろいろなメリットがあります。

次に“So the bar is where I go”の部分を聞いてみると、「ソザバーリズウェライゴウ」と聞こえます。bar+isで「バーリズ」、where+Iで「ウェライ」のように、語尾の〔R〕が次の語の母音とくっついて発音されることがあります。これを知っておくだけでも、「え?今何て?」と焦ることが減るかもしれません。

さらに、上の2つの例では冠詞のtheやa、be動詞などはたいへん弱く発音されており、このような強弱のリズムに慣れることでリスニングがしやすくなります。

授業で使えるポイント② 

サビに出てくるSHの発音

〔SH〕の音は、発音記号では〔 ʃ 〕と表されます。この音を正しく発音できるかどうかが、この曲のサビをかっこよく歌う鍵になるのではないでしょうか。口を、「静かにして」という意味の「シー」と同じ形にし、唇を少しすぼめて歯の間から激しく息を吹き出せば、〔 ʃ 〕の音になります。

サビには〔 ʃ 〕が3か所出てきます。

―ここから引用 Ed Sheeran ”Shape of You”より

I’m in love with the shape of you 君の形に恋をしている

We push and pull like a magnet do 磁石のように押したり引いたり

Although my heart is falling too 心も奪われているけれど

I’m in love with your body 君の体に恋をしてしまった

And last night you were in my room きのう君は僕の部屋にいた

And now bedsheets smell like you シーツから君の香りがする

Every day discovering something brand new 毎日新しい発見があるよ

I’m in love with your body 君の体に恋をした

―引用終わり

shape, push, sheetsのSH音を大げさなほどしっかり発音し、なおかつsomethingの〔TH〕音との違いをはっきり出せれば、本物の発音に近づけると思います! 

Youtubeの公式ビデオのリンクを貼っておくので聞いてみてください!

Ed Sheeran – Shape of You [Official Video]

洋楽を使って楽しい英語の授業!① -Hotel California-

英語の歌は、英語の授業においてとても良い教材になります。英語のリズム、発音、単語、文法、文化的背景、社会情勢などなど…本当にたくさんのことを学べます。特に発音は、細かいところにこだわって一緒に何度も練習すれば、生徒は一生懸命取り組んでくれます。実際にそれがきっかけで発音が上達する子もいました。ここでは、高校の英語の授業で使える洋楽をご紹介していきます。

選んだ基準は以下です。

・曲としてかっこいい。授業に関係なく、普通に聞いたり歌ったりするのが楽しい。

・メロディーがキャッチ―で歌いやすい。

・生徒にぜひ覚えてほしい単語や文法事項が入っている。

第一回はEaglesのHotel Californiaです。1976年の作品で、ロックの名曲として親しまれています。誰もが聞いたことのある印象的なメロディーや、かっこいいギター(ベース?)のサウンドが魅力的です。歌詞のミステリアスな世界観にも興味を惹かれます。歌詞の解釈についてはかなりたくさんの見解があるようなのでここでは深入りしないでおこうと思います。

まずはサビの歌詞を見てみましょう(訳は筆者)。

―ここから引用 EAGLES ”Hotel California”より

Welcome to the Hotel California ホテルカリフォルニアへようこそ

Such a lovely place (Such a lovely place) とても素敵な場所に
Such a lovely face とても魅力的な人々

Plenty of room at the Hotel California ホテルカリフォルニアには部屋がたっぷり
Any time of year (Any time of year) 一年中いつでも 

You can find it here お待ちしています

―引用終わり

授業で使えるポイントその1 

サビに出てくる”Welcome” の発音

この一単語だけで、日本語の「ウ」とは違う〔W〕の発音、母音が入っていない〔L〕〔M〕の言い方、母音〔ə〕の発音を教えることが出来ます。まず、〔we〕はカタカナの「ウェ」よりも唇を突き出して発音しますので「ゥウェ」と言うイメージです。次に〔l〕の音ですが、舌先を上前歯の根元に付けます。母音が入っていないので舌の動きだけでこの音は終わりです。最後に〔come〕の部分は、発音記号的に言うと〔kəm〕となります。kとmの間にあるこの母音は、口をごく小さく開けて「あ・う・お」が混ざったような音を出します。そこから一気に唇を閉じて、〔m〕です。これも、母音がないので口を閉じるだけでおしまいです。その結果、カタカナで書くとしたら「ゥウェLクM」のような音が出来上がります。カタカナのまま「ウェルカム」と歌うよりもかっこいいし、スムーズに歌えます。

授業で使えるポイントその2 

“such a lovely place”の語順

おなじみのsuch a 形容詞+名詞ですね。「こんなに○○な△△」という意味になります。

例)”I have never seen such a glorious sunset.(こんなに素晴らしい夕日は見たことがない)”

また、受験生におなじみの「such a 形容詞+名詞 that SV(とても○○な△△なのでSがVした)」という使い方もありますね。

例)”It was such a wonderful movie that I saw it three times.(とても素晴らしい映画だったので私は3回観ました)”

この歌をみんなで歌った後に、ホテルカリフォルニアとはどんな場所なのか皆で想像をふくらませて、Hotel California was such a lovely place that…(ホテルカリフォルニアがあまりに素敵な場所だったので…)の続きを英作文しみたりしてもおもしろいかもしれません。

Youtubeのリンクを貼っておきますのでぜひ聞いてみてください!(0分40秒ぐらいから始まります。)

(Offical Video) Hotel California – Eagles [ NBC TV – High Quality ]